三浦は、主人公のセックスセラピスト・霜鳥壱人が運営する「霜鳥クリニック」に勤める犀川優太を担当。セックスセラピストという職業が理解できず、後ろめたさから勤務先を恋人や家族に明かしていない看護師を熱演した。
この犀川だが、序盤では霜鳥の無茶振りで潜入捜査のようなことをするなど、コミカルな描写が多いキャラだ。しかし、後半では家族や彼女に「霜鳥クリニック」で働いていることが発覚し、一時的に霜鳥と距離を置くシリアスなシーンも描かれた。三浦は、感情の変化が激しい犀川というキャラを、自然体の演技でしっかりと表現できている。
霜鳥のことは尊敬しながら、セックスセラピストという仕事を心の底から理解できない犀川の葛藤を繊細に表現。ドラマのキーパーソンとなり、中島とともに作品を盛りあげている。
そんな三浦だが、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、歴史ある江戸の地本問屋の跡取り息子を担当し、父を支え懸命に店を盛り立てようと奮闘する青年を熱演。『ラムネモンキー』では、トレンディさんと呼ばれる胡散臭い役を好演するなど、どんな役でも器用に表現する演技力の高さを誇っている。
今回の『SとX』でも実力を証明し、俳優としてステップアップした形となった。三浦の人気を、再び民放関係者が解説する。
「獠太さんは、カズさんの息子だけありかなり負けず嫌いな性格をしている。演技の勉強を人一倍しているようで実力を伸ばしています。また、中村倫也さんや松坂桃李さん、菅田将暉さんなど演技派が多い事務所に入ったのもプラスだ。
人懐っこい性格の獠太さんは先輩にかわいがられ、アドバイスを多くもらっていると聞く。出演作もどんどん増えていますし、今後の大ブレイクが期待される俳優としてテレビ業界でも注目されています」
かつてはキングカズの息子として知名度を上げた三浦だが、その肩書は必要ないくらいに俳優として大ブレイクしそうだ。
<文/ゆるま小林>