37歳・元『渡鬼』子役、「自分の人生なんて面白くない」と思い込んでいた過去。エッセイ執筆の1年で“ありのままの弱さや自分を個性と肯定できるまで”
橋田壽賀子脚本の人気長寿ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で10歳から12年間、“加津ちゃん”こと野々下加津役を演じていた宇野なおみさん(37歳)。かつて“天才子役”と呼ばれた宇野さんは現在、フリーライター、エッセイストとして活動中です。
そんな宇野さんが30代女性として等身大の思い、ちょっとズッコケな日常をお届けするエッセイ連載。今回は1年間エッセイを書き続けて、自分のなかで変化したことを綴ります(以下、宇野さんによる寄稿)。
【過去記事】⇒連載「話そ、お茶しよっ元気出そ」エッセイ一覧
エッセイを書き始めて1年。
今、人生がとっても楽しいです。書くことが自分を癒すというのは、本当かもしれませんね。
皆様、ごきげんよう、宇野なおみです。まだまだ暑いですね。お盆あたりの涼しさはなんだったのでしょうか……。
さて、このエッセイ「話そ、お茶しよ、元気だそっ」連載開始から、なんと1年が経ちました! なんとめでたいことでしょう!
読んでくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございます。今回は一周年記念ということで、ちょっと思い出語りを。
ちなみに8月26日に誕生日を迎え、ますます立派なアラフォーでございます。貫禄ついたかな?
この1年、「エッセイ読んだよ」「Yahoo!ニュースで見たよ」といった声を、友人や知人、元共演者の方など、たくさんいただきました。月に1~2本エッセイを書くというのは、大変ですが面白く、また、私の人生には今までなかったことです。
今でこそ、こんなふうに全世界に向かってベラベラと己のことを書いているわたくしですが、実は「自分のことを書いたって、需要なんかないだろう」とずっと思っていたんですよ。
ライターとして、記事なら、クライアントやインタビュー相手、読者の方、みんなが幸せになれる、質の良い記事を書くことができる、という自負はありました。
ブログを長年書いてきて、YouTubeもやってはいましたが、なんというか、ドラマチックな生い立ちでも育ちでもなく、今普通にのほほんと生きている元子役の経験談を「仕事で」話しても、たいして面白くはないだろうと思い込んでいたんですよ。小さい時に『いつ見ても波瀾万丈』観過ぎたかな……。
でも、女子SPA!さんから「チャレンジしてみませんか」とお話をいただいて、挑戦してみることに。
いざ始めてみるとうまく書けない。でも仕事ですから、書くしかない! 嗚呼、私って、生粋の真面目。
最初は、全3回の短期連載の予定。ほうほうの体で提出してから公開までずっと不安でした。
「どうしよう」
「本当に公開になるんだ」
「あれでよかったかなあ……」
「面白いと思ってもらえるかな?」
と、はらはらしておりました。いくら私が、共演者やスタッフの皆さまから神経が太いと散々言われてきた、ふてぶてしさではほかの追随を許さないといっても、当初、それはそれはいじらしいものだったのです。自分で言わなきゃもっといいのに。
しかも短期連載ですから、反響がなければそこで終わりです。拝む・祈るような日々が続きました。











