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日本列島がほぼ“イオン一色”に。早大生の「スーパー勢力図」で見えた、ヨーカドー撤退と34道府県で一強になった背景

“イオン一強”の現状を残念とは思っていない

――Xで拡散されたことにより、多くの人がこの地図を目にしました。市井の人たちに、この地図をどう活用してほしいですか? 坂部:まずは、純粋に「普段、何気なく使っている商業施設って意外とおもしろいんだ」と感じてほしいですね〜。 「少しでも多くの人に商業施設に興味をもってほしい」という思いで活動しているので、これをきっかけに一人でも多くの方に商業施設のおもしろさを感じていただけたらうれしいです! ――この日本地図の発表後、どのような反響が寄せられましたか? 坂部:「このスーパーがない!」「この県はこっちだろ」といった声は多かったですね……。その大半は食品スーパーを指したものだったので、「総合スーパーと言ってるのになぁ」と思った反面、消費者の皆さんの多くにとっては「総合スーパー」も「食品スーパー」もともに「スーパー」でしかない、ということも痛感しました。  より一般の消費者のみなさんの目線に立って、多くの人にとってわかりやすいコンテンツをつくっていきたいところです。 ――早稲田大学ショッピングモール研究会にとって、“イオン一強”の現状は残念な状況ですか? それとも、あくまで今起きている現実を研究する俯瞰的なスタンス? 坂部:私たちは、あくまで商業施設の現状を俯瞰して楽しむ、というのが基本的な姿勢で“イオン一強”の現状を残念な状況とは思っていません。  総合スーパー業態全体の衰退を残念と感じる会員も多いかと思いますが、業態として消費行動の変化に対応できなかったという側面も含め、冷静に見ていきたいところです。 ――ところで、早稲田大学ショッピングモール研究会は普段どのような活動を行っているのでしょうか? 坂部:商業施設を軸に、さまざまな活動を行っております!  メインは、「商業施設ツアー」。さまざまな商業施設を施設の担当者の方に実際にご案内いただき、見識を深めていきます。直近だと、2026年4月に御殿場プレミアム・アウトレットをご案内いただきました。  ほかには、自分たちで商業施設を巡ったり、まちを歩いたり……といった活動をしています。さらに、2025年7月には「イオンレイクタウンmori」にてお子さま向けのワークショップを開催させていただくなど、商業施設の魅力を少しでも広めることを目的とした活動も行っております! ==========  というわけで、この日本地図で明らかになった“イオン一強”の現状。薄々わかってはいましたが、もはやイオンは殿堂入りにしたほうがいいのでは……とさえ、思ってしまいました。  そんななか、要所を押さえているイトーヨーカドーの奮闘ぶりも目を引きます。発祥の地である東京都では、しっかり首位をキープしているし。  いち消費者として、この状況を知っていると生活に役立つかもしれません。“庶民の味方”であるスーパーを今以上に味方にしつつ、GMSのおもしろさにもより触れていきたいですね。 <取材・文/寺西ジャジューカ>
寺西ジャジューカ
1978年、東京都生まれ。2008年よりフリーライターとして活動中。得意分野は、芸能、音楽、(昔の)プロレス、ドラマ評。『証言UWF 最後の真実』『証言UWF 完全崩壊の真実』『証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実』『証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 』『証言 長州力 「革命戦士」の虚と実』(すべて宝島社)で執筆。
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