スーパーマーケットなのに“新感覚エンターテインメント”

さらに、「オメガマート」も体験してきました。
一見すると普通のスーパーマーケットなのですが、そこから先は、まるで夢に出てくるような不思議な世界。店内のあちこちに仕掛けがあり、進んでいくうちに、現実と非現実の境目が曖昧になっていくような感覚を味わえます。聞けば、モダンアート集団がスタートした新感覚エンターテインメントだということで、エンタメとアートの融合が本当に見事でした。
どちらも映像の美しさや規模の大きさというアメリカのエンターテインメントのイメージだけではありません。
空間全体が緻密にデザインされていて、訪れた人をぐっとつかみ、その世界へと引き込んでいく。規模の大きさはもちろんですが、エンターテインメントを通じて、日常から切り離された体験そのものをつくり出す力……。さすがアメリカと圧倒されました。
その背景には、こうした体験を実現するための資本力もあるのでしょう。アメリカのエンターテインメントが持つ懐の深さを、改めて感じる時間になりました。
初めての自動運転タクシー。人が運転しない移動が当たり前になる?
エンタメとは少し離れるんですが、無人の自動運転タクシーも、このラスベガスで初めて家族で体験しました。
ラスベガスの自動運転タクシーは、乗り降りできる場所が限られていて、決まった場所から乗り、指定された場所で降りる仕組み。今回は、「AREA15(エリア15)」に向かう際に、自動運転タクシーを利用しました。
以前、サンフランシスコからハワイに遊びに来た友人が、サンフランシスコはもう自動運転が当たり前になっていると話していたんです。
友人は、ハワイでUber(ウーバー)を利用し、人が運転している配車サービスを使うのが怖いと言っていたんですが、「人が運転しているのが怖い?」と、そのときは住む世界の違いに驚いて……。
私自身は、むしろ無人の車に乗るほうが怖いと思っていました。ところが、実際に乗ってみると想像以上に快適。
車内の空間も心地よく、旅行者にとって、言語の壁もないし、チップの計算やルートの不安もない。家族で楽しい移動体験ができました。移動のストレスをグッと軽くしてくれる存在になりそうで、今後どんどん普及していきそうだと感じています。