「ディズニーは子どもっぽい」と言い始めた10歳の息子

ラスベガスの後に向かったのは、サンディエゴ。そこからディズニークルーズに乗船しました。
今回、ディズニークルーズを選んだのには、ちょっとした理由があります。
10歳になる息子が、最近「えー、ディズニーってちょっと子どもっぽくない?」と言い始めたんです。
ディズニー好きの私としては、これは一大事。子どもと一緒に、ディズニーの世界を純粋に楽しめるのも、もしかしたら今が最後かもしれない。そんな焦りもあって、今回の旅を計画しました。
ディズニークルーズと言っても、日本への就航が話題になっている新しい船や、シンガポール発着のクルーズなど、さまざまな選択肢があります。今回はそのなかから、比較的小型の「ディズニー・マジック号」を選びました。
実際に乗ってみると、船内にはアットホームな雰囲気があり、キャストやスタッフとの距離も近く、短い日程でも十分に楽しむことができました。
乗船したのはハロウィンの時期。ハロウィンの衣装を着たミッキーやミニー、クルーズならではの装いをしたキャラクターたちにも会うことができました。
日本のパークでは、ミッキーと会って写真を撮るのもなかなか大変ですが、今回はミッキーと自撮りまでできてしまうほど! キャラクターたちを身近に感じられるのも、クルーズならではの魅力でした。
そして、なんだかんだ言いながら、10歳の息子も一緒にミッキーやミニーと写真を撮ってくれたんです。目の前に親しみの深いキャラクターがいれば、やっぱり楽しんでくれる。その姿を見て、連れてきてよかったなと思いました。
もうひとつ印象に残ったのが、クルーズでの食事の時間です。
ディズニークルーズでは、「ローテーションダイニング」という仕組みが採用されています。毎晩、異なるレストランで食事を楽しめるようになっていますが、担当のウェイターさんは毎晩一緒に移動して、サービスをしてくれます。
毎晩、テーブルでクイズを出してくれたり、ポケットから知恵の輪のようなパズルを取り出して楽しませてくれたり。息子もそれが楽しみになって、すっかりウェイターさんに懐いていました。
アメリカのサービス文化の背景を考えてみると、サービスそのものにチップというインセンティブがあることも関係しているのかもしれません。誰がどのようなサービスを提供してくれたのかが見えやすく、サービスをしてくれる人との関係性も生まれやすい。そんな側面を感じました。
実際、クルーズではウェイターさんだけでなく、客室を清掃してくれるスタッフとも交流があり、心に残るホスピタリティを受けることができました。
ラスベガスで見た、自動運転や最新のエンタメ施設の未来世界。その対比もあって、ディズニークルーズでは属人的な、濃密なコミュニケーションの中から生まれる楽しさと安心感というものがありました。
まったく違う方向から、アメリカのエンターテインメントの魅力に触れた旅になりました。