「妻が重くて、できなくなった」。セックスレス夫の胸の内【後編】

【井川利治さん(仮名)の場合】
メーカー勤務の40歳。2歳年下の妻と4年前に、妻のほうから押し切られて結婚。2年前に妊娠が発覚して以来、完全にセックスレス。

⇒【前編】はコチラ

「子作りプレッシャー」で中折れするように



「妻が重くて、できなくなった」。セックスレス夫の胸の内【後編】 結婚後、利治さんが多忙でないときには月2~3回営んでいたそうです。しかし徐々に減っていき、やがて妻のセックスへの“圧”は、思わぬ形で勃発することになりました。

「正月に俺の実家に帰ったとき、酒飲んで、俺はこたつで寝てしまい、嫁は隣の部屋で俺の両親と姉とで飲み続けてたんです。そしたら嫁が泣きながら、『利治さんが子供はいらないって言うんです』って訴えてるんですよ。薄っすら意識がある中、動揺しましたね。一週間後、姉からメールで『子供のこと考えてあげなよ』と諭されました」

 そこで『わかった、作ろう』と言った時点から、妻の基礎体温つけが始まります。しかし、頭ではわかっていても身体のほうはついてきてくれず――。

「勃ちはするんですが、中折れしてしまうんです。怖いんですよね」

 その後、妻は排卵検査薬を使い始めるように。

「するとピンポイントで『今日』やらないといけない。それが辛い。プレッシャーもすごいし、チャレンジするたびに中折れし、それでどんどん自信も失う。でも自分ではできるんです。」

「もしかして俺はもうセックスできないのか? と心配になって風俗にも行きました。行くと安心するんです。『勃たないのはプレッシャーだったんだな』と気づくから。生殖としてのセックスなのか、快感を求めるセックスなのかの違いなんでしょうね。前者はキツイ。排卵日EDってすごく多いらしいですよ」

<かおるcheck!>
男性は女性が思うよりロマンチストで繊細です。セックスがコミュニケーションではなく、義務だという精神的圧力をかけられると、EDになる男性は少なくないようです。

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そして妻に興味がなくなった



 ようやくセックスができるようになった利治さんですが、妊娠後は一転して、完全レスに。

「子供ができたとわかってから俺ができなくなったんです。性欲はあるので、嫁がいない間にエロ動画とか見つつ出してますよ。もう嫁には興味がないからまったくその気になれません。基本的に嫁と家で顔を合わせたくないんですよ。口を開けば愚痴と文句ばかりだし。俺は、結婚したし、子供も作って彼女の言う通りにしているわけですから、これ以上何が欲しいんだって言いたい。息苦しくて家に帰りたくないですね」

「自分が浮気して、何もかもを失ってしまう恐怖はありませんか?」と尋ねると、利治さんは軽い口調でサラっと答えました。

「恐怖はないですね。チャンスがあればいつでも、と思っていますよ」

かおるcheck!
息苦しくて極力家に帰りたくない、という気持ちから浮気に走ってしまう男性は結構多いのです……

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<TEXT/荻原かおる>

【荻原かおる】
ラブグッズショップ「ラブリーポップ」プロデューサー
http://www.lovelypop.com
1999年に女性向けセクシャルグッズメーカー 「ラブリーポップ」を起業。現在はオーナーからプロデューサーとなり、男女関係、セックス、女性の生き方について著作を次々と発表。 心理セラピストの資格も持つ。

著書『いつまでもメイクラブする方法』は、セックスレス夫婦の詳細な取材をもとに、男の心理・女の心理や、その処方箋を示している

いつまでもメイクラブする方法

貴女がセックスを軽視すると、彼は浮気する。『ちつ☆トレ』著者が満を持して放つ“すべての女性のための一冊”。




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