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もう街コンに出会いはない!? 内情ルポ

街コン

もう街コンでは出会えない?

 瞬く間にブームとなった街コン。改めて説明すると、その地域に数多くの男女(参加資格は同性ペアが通常)が集結し、お店を複数移動しながら出会っていくというもの。毎週末どこかしらで開催されるようになりました。

 では、今はどうなっているのでしょう? 1年前と比べると「1度は参加したことがある」街コン経験者は増え、参加者の質も変わってきているのでは。そう感じたのは、5月末に西麻布で行われた街コンに潜入したときのこと。最新の街コン事情としてレポートしたいと思います。

慣れた男女ばかりの現場



 街コンといえば複数の店舗を巡れるのが醍醐味ですが、なんと今回は、定員に達しなかったために1店舗のみでの開催に。男女各200名のところ、男女合わせてもざっと50名ほど? これって街コンならぬ「店コン」か? でも、普段まったく縁のないタイプの、西麻布系のイケイケ男子を観察できそうなので、期待もありました。

 しかし蓋を開けてみると、「活動エリアが西麻布」「住所が西麻布」な男子は皆無。千葉や神奈川の遠方エリアから来ている人も少なくありませんでした。

 最初に出会ったのは、会社の先輩・後輩の関係だという、20代半ばから後半の男子。見た目は普通なのに、ついていけないくらいノリがいい。「かなり現場に慣れてるな?」と正直疲れてしまいました。こんな男子、1年前の街コンにはいなかった気が……。

 途中でホームパーティーの話になり、「●●さんって、料理上手いんですよ〜」と後輩が先輩を持ち上げるシーンも。先輩はタブレットを取り出して、そのときの料理写真をすかさず見せ、自分の料理をさっとプレゼン。あらかじめ計画していたかのようなソツのなさ。聞いたところ、この先輩・後輩は何度も街コンに参加しているそうで。

同じ地域で月20回開催も……



 その後は2組4名くらいの男子と話をしましたが、皆それなりに積極的に話してくれました。男性だらけの職場で、女子との出会いやデートの機会もなく、街コンで恋人を探しにきた、真剣かつおとなしめな男子もいましたが、自ら飲み会やホームパーティーなどを企画する、積極的なタイプの男子も少なくありませんでした。街コンに来る男子の質が、明らかに変わってる!

 それこそ昨年までは、消極的な男子の方が多く、モジモジしている男子も珍しくありませんでした。しかし今では皆、自ら進んで絡んできて、会話を続けようとする姿勢が見えます。

「昨年まではキャンセル待ちもあったくらいでしたが、今では同じエリアで月に20回開催されることもあり、街コンも飽和状態です。参加者が集まりにくくなりました……」とは、某街コン主催者。街コン業者が乱立しているからこそ、ほかとの差別化を工夫するわけですが、それでも集客が難しいといった、厳しい現実があるようです。

“純粋な参加者”が少ないと内輪のノリに



 この1年くらい、街コン取材をしている筆者ですが、知り合いになった業者さんから「女の子が足りないから参加して」と誘われることも少なくありません。

 逆に「男性が足りないから、男友達に呼びかけてくれませんか?」といった誘いもあります。この日も人が集まらなかったせいか、主催者と親交のある男女が大勢いて、どこか内輪な感じもありました。街コンが増えすぎた結果、本来“イベント”や“非日常”だったはずの街コンが、もはや珍しいものではなくなっています。

「合コンに誘われない男子でも、自主的にお金を払って参加し、出会いの場を作れるのが街コン」といった街コン神話は完全に崩れ去りました。今や積極的ではない男子は街コンの現場で浮いてしまうでしょうし、女子も同様かも知れません。

 肉食系男子が好みの女子を連れて、街コン後の自主的な二次会へと消えていく――。草食系男子は何ひとつ収穫のないまま、帰路につく。もはやこれは普通の合コンと大差ない状況でしょう。

 合コンに誘われない男女は一体どこで出会いの場を見つけるのか――。街コンのハードルが上がった結果、街コンに参加しても「成果」を得られない男女はどこへ向かえばいいのでしょうか。今後の流れが気になるところです。
<TEXT/池田園子>




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