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イ・ジュンギ自らが語るファン待望の復帰作『アラン使道伝』への思い

イ・ジュンギ,アラン使道伝 2005年の韓国映画『王の男』で一躍ブレイクしたスター、イ・ジョンギ。その後、ドラマ『一枝梅』『ヒーロー』が立て続けにヒットし、俳優として確固たる地位を築くも、2010年に入隊。そして、待つこと約2年、イ・ジョンギが帰ってきました! 復帰作を待ち望むファンを前に、彼が復帰作として選んだのが、ファクション時代劇『アラン使道伝』です(ファクション=フィクション+アクションのこと)。ご本人に、新作にかける熱い思いを語っていただきました。 ――今日はよろしくお願いします!  よろしくお願いします。じゃあ、(手を叩いて)始めましょう。 ――あっ、はい。まずは、最新作の話から。除隊後の復帰作となる『アラン使道伝』(以下『アラン』)では、霊が見える偏屈な青年ウノを演じましたね。これまでのドラマとは全く違うキャラクターでしたが、どう解釈して演技をしたんですか? イ・ジュンギ,アラン使道伝 (キリッとして)はい。まず、ウノは幼い頃から自分の意思や考えとは関係なく、霊が見えてしまったんですが、そのせいで、これまで何度も現世に恨みを抱いた霊によって、やっかいごとに巻き込まれてきたんです。もちろん、父親に冷遇されたり、母親に捨てられたりという悲しい過去も影響していると思いますが、そんな少年時代を送ったせいで、世間や周囲に対して冷静で、興味も持たなくなってしまったんです。自分を守るために精一杯だったんでしょうね。  そんな生い立ちから分析すると、はじめは冷徹で自分にしか興味がない冷たい人物だと思いましたが、台本を読み込んでいくうちに、心の中では母の愛を求めている人物……つまり、誰よりも愛に飢えている人物なんだと分かったんです。人との絆を感じたがっているし、温かい心も持っている人物なので、それならどんな話し方をして、人に対して、あるいは霊に対してどんなリアクションをするのだろう? そんなことを意識して表現しようとしました。  そんなわけで、ウノは行動や話し方ひとつひとつに気を配り、観察しながら少しずつ作り上げていったキャラクターなんです。気難しい性格で冷静、だけど一方では温かく人を愛する気持ちもある。相反する部分が自分の中で毎日のように衝突する……そんなやっかいな人物だと自分では解釈しています(笑)。  それにプラスして武術の達人でもあったので、ウノは本当に多様なキャラクターなんです。俳優としてはとてもやりがいのある役柄ですよね。復帰作に『アラン』を選んだのは、自分の新しい一面をお見せできるのではないか? そんな期待を抱いたからなんです。 イ・ジュンギ,アラン使道伝――なるほど。ウノは女性にもとても冷たく接しますが、もしかして…ジュンギさんにもああいう部分があるのでしょうか?  う~ん…(しばらく考えて)当然ありますよね(笑)。特に好きな女性に対しては、そういう面も見せたりします! ――好きな女性にですか!?  (しばらく笑って)はい、ちょっとびっくりしましたか? でも、女性ならこういうことって経験ないですか? あれは別にいじわるをしてるんじゃなくて、男は時として、冷たくするというか……男らしい姿を見せようとするんです。出会ってすぐにというわけではなくて、お互い好きになって付き合うようになり、しばらく時間が経ったら……僕もちょっと冷たくなるかもしれないです(笑)。僕の場合は、女性に対しては常に積極的というか、自分が引っ張っていきたいという思いが強いからかもしれませんけど。 イ・ジュンギ,アラン使道伝――男の人って、そうなんですね(勉強中)。ちなみに本当に、シン・ミナさんが演じたアランのような美しい霊に出会ったら、ジュンギさんは恋に落ちそうですか?  監督にも同じことを聞かれました(笑)。でも、アランみたいな霊なら、とてもいいですよね。どうせ霊が見えるんだったら美しい霊が見えた方が楽しいし、もし恋に落ちたとしたら、これってとてもファンタジックなロマンスじゃないですか。僕ならハマると思います! ――ちなみに日本では「クォン・オジュンさんから性教育を受けた」という発言が話題になっているのですが……これはどういうことなんでしょうか(笑)?  あ~(笑)、そうですね。(開き直って)まあ、堅い言い方をすれば性教育ですよね。簡潔に言えば、大人の話をワイワイしていたってことです(笑)。ちなみに、オジュン先輩だけでなく、周囲の人たちも混ざって楽しんでましたけどね。って、こういった話って、人が集まればよくするもんじゃないですか?? それに、撮影の合間に、緊張を解く意味でもね、何というかその、こういった話をすれば、やっぱり盛り上がるんですよ。 ――具体的にどのような会話なんでしょうか……?  具体的にって……、そこ食いつきますね~(笑)。ん~、僕が知っている話もしたり…。 ――(ちょっと小首をかしげて)???  いやいやいや、そりゃ~人間長く生きて来れば、経験したり見聞きすることも多々あるわけで……!! 僕以外でも、みんなそれぞれネタを持ち寄って話すんですよ!! そして、トークの最後には必ず「男は成功したいのならば、いつも女性関係には気をつけなくてはならない!」という言葉で毎回締めくくられるんです。そして、みんな納得して撮影に戻るって感じでした(笑)。 ――たしかに教育を受けたみたいな終わり方ですね。  はい(笑)。でも、いちばん重要なのは、撮影中の緊張感を和らげてリラックスした状態を維持させるためということなんですよ。それに、話が面白いので、皆とさらに仲良くなれたという意味でも効果的でしたね。話の内容は「女性を前にして、そんなことは話せません」ということで! ※もっと写真とインタビューを楽しみたい方は、『K-BOY Paradise vol.8』にて! <TEXT/『K-BOY Paradise』編集部 PHOTO/難波雄史、浅野誠司>
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