いま女性客に「ゆるエロ」スポットが人気!オススメは…
女性のためのアダルトスポット――たしかにここ数年で急増中! しかも、そういうスポットに女性がわんさか群がって……みたいなニュースもいろんなメディアで頻繁に取り上げられている昨今……ではありますが、はたして本当に女性の意識はそこまで“ちょいエロ”に対してカジュアルになってきているのでしょうか?
今回は、その真相について「女性のためのアダルト映像」を制作・販売している『la Coviluna(ラ・コビルナ)』の代表取締役・杉沢志乃さんに語ってもらいました。さまざまなアダルトスポットにみずから凸撃を試みて得た“リアルな女性目線の印象”を聞き逃すなかれ!
――杉沢さんは、これまでいくつくらいのアダルトスポットを視察してきたのでしょうか?
杉沢:正確に数えたことはありませんけど、ざっと20カ所くらいには足を運んでいると思います。
――すごい! それは“趣味”も兼ねて、なんですか?
杉沢:いやいや(笑)、人並みに興味はありますけど、そもそも私はアダルトの世界に興味があって業界入りしたわけではない“成り行き派”なので……。あくまで“仕事”ですね。今、『大人の社会化見学!!』という「ゆるエロスポット」を紹介するDVDシリーズを作成しておりまして、おもにそのロケハンや取材・撮影のためです。
――なるほど。つまり、杉沢さんの目線は、いわゆる“普通の女性”に近い、と?
杉沢:おそらく……。多少業界ズレはしているかもしれませんけど(笑)。
――では、そんな杉沢さんは、昨今の「女子が抱くアダルトスポットへの好奇心」について、どのような分析を?
杉沢:やはり、一般的には「興味はあるけど実際に行くのはちょっと……」という意見が大半だと思います。理由はシンプルで「エッチに興味があると勘ぐられるのが恥かしい」から。
しかしながら、取材で訪れた川崎の『かなまら祭り』の盛況ぶりには驚き!「チンコ飴」を美味しそうに舐めながら歩いている若い女性たちがわさわさいましたし……。野外で行われるお祭りならではの開放的な雰囲気が“来やすさ”の秘密なのかもしれません。
また、熱海の『秘宝館』も若い女性グループが、けっこういましたね。どちらもさすがに一人だとハードルが高すぎですけど、女性同士で行くことによって恥かしさがなくなり、そこはもうエロではなく「アミューズメントスポット」になるわけです。
少々意地悪な見方をすれば「エッチなことが好きなわけではないけど、こんなスポットでも無邪気に楽しめる私って可愛い!」みたいな心理もあるのではないでしょうか?
――『女子SPA!』にも何度か取り上げられていたバイブバーとかはどうですか?
杉沢:ここも『大人の社会化見学!!』の撮影でお邪魔させていただきました。ただ……個人的には、女子会あたりでネタとして一度行くくらいで十分ですね。デートで行くのも正直私には理解できない……(笑)。
このお店は、あくまでもインテリアの一部としてバイブを展示してあるだけで、女性をムラムラさせるのが目的ではないですから。あと、「あまりにバイブなどの玩具が好き」なのも、ちょっと危険だとさえ私は考えています。だって、アレは生身の人間では再現できない動きをしちゃうでしょ?
ソレに慣れすぎると、ナマの男性のモノやテクニックでは物足りなくなってしまい、ひいてはそれがセックスレス、少子化にも繋がっていくのではないでしょうか。
――なかなか辛口ですね(笑)。逆にオススメのスポットは?
杉沢:秋葉原の「m’s」(エムズ)にはゼヒ一度行ってみてほしい。日本最大級のアダルトグッズショップですが、一昔前のあの入りづらい「大人のおもちゃ屋」とはまったく違います。とくに、セクシーなランジェリーやコスチュームの品揃えが充実していて、だから女性も入りやすい。
「パートナーとマンネリになってきたなー」って女性なら、ここでセクシーなランジェリーを見つけてみてはいかがでしょう? それに、もうすぐクリスマスですし、パートナーのいない女性は、可愛いちょいエロ・サンタコスチュームで街に繰り出せば、間違いなくモテモテです!
――セクシーランジェリーやセクシーコスチュームは、すでに“変態”じゃなく“イベントファッション”として世間的にも定着してますしね。
杉沢:そうなんです。もし、そこで興味のあるアダルトグッズがあれば、「ついでに」の感覚で購入してもいいですしね。とりあえず『大人の社会化見学!!』シリーズで『m’s』に取材をさせていただいたときの映像を一部ご紹介しますので、もしお時間があれば、ご覧になってください。
<TEXT/山田ゴメス>