――実際の廃工場で撮影されたとか。
野村:工場跡のセットは、本当に素晴らしかったですよ。出てくるロボットのライチもね。ちゃんと原作をリスペクトしてて、それ以上のものがあったので。
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『ライチ☆光クラブ』より
間宮:工場に着くまではどんな感じだろうと思ってたんですけど、着いた瞬間に作品の世界に入ることができましたね。役者にとってすごくありがたかったです。
野村:工場はとにかく寒かったけどね。
間宮:深夜はどこにも外灯ないしね。トイレに行くときも真っ暗なんですよ。
野村:そこで鎮魂歌とか流れたりするから、すっごい怖い(笑)。でもみんなの芝居というか、キャラクターが濃くて、とにかく観ているのが楽しかったです。
――完成した映画を見てどう思いました?
野村:まず映像が美しいと思いましたね。原作の世界観、少年的な美しさが出ていて、何よりみんなの存在が素晴らしかった。
間宮:映像は実際より暗いトーンになっているんですけど、それがまた良いんですよね。
野村:あと、世界観と完全に合った音楽がとても心地よかったですね。監督は音楽にもこだわる方なんです。
――お気に入りの場面を挙げると?
野村:ゼラ(古川雄輝)とジャイボの濡れ場でしょう。
ゼラ(左)とジャイボ/『ライチ☆光クラブ』より
間宮:そこ推すよね~(笑)。映像作品では、あれが僕の初めてのキスシーンだったんですよ。
野村:でもよかったよね、相手が古川くんで。
間宮:キレイだもんね(笑)。あと、古川くんとはあまり話したりしなくて、キスシーンに関しても、お互いに持っていったものを現場で出すという感じで、生っぽい緊張感を保っていた関係性だったのでおもしろいシーンが撮れたと思います。いま周平と、この関係性でキスシーンとかあったら、キツイよな(笑)。
野村:しかもベロ絡ませるみたいなね(笑)。うーん、ちょっと断ろうかなってなるよね(笑)。