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セレブ主婦が、たった数年で生活保護に…離婚は貧困の引き金になる

 昨今、問題になっている「女性の貧困」。単身女性の約3人に1人が貧困状態だという統計もあるが、どのように貧困に沈んでしまうのか――。当事者を取材してみた。

ロウソクだけでシャワーを浴びたこともありました



<栗原郁恵さん(仮名・36歳)/無職>

 貧困の波は突然やって来て人生を狂わせる。専門学校に通うために18歳で上京した栗原さんは、卒業後にバイト先の飲食店経営者と結婚。世田谷区の高級マンションに住み、誰もが羨む生活を送っていた。

主婦

写真はイメージです

「当時を振り返れば、まだ20歳で世間知らずの子供でしたね。勢いのまま結婚し、即出産。お金には恵まれていたけど、旦那は仕事が忙しくなかなか帰ってこず、東京で一人ぼっちの子育てにずっとストレスが溜まっていて……」

 子供の小学校卒業と同時に離婚。栗原さんは元旦那に慰謝料をもらいながら就職先を探すが、職歴が一切ないためすべて門前払いになった。

「子供を転校させたくないから、生活のために“夜のお仕事”をやり始めました。最初は順調に稼げていましたが、だんだん精神的に病んできてしまい、安定剤を飲みながら必死でしたね」

 子供の中学卒業が決まったとき、栗原さんは耐えていた糸が切れたように倒れてしまった。重度のパニック障害を患い、入退院を繰り返す日々になったという。

「働けないから生活費のためにキャッシングして、借金も100万円ぐらいになった。電気を止められて、一度ロウソクのなかでシャワーを浴びたこともありましたね。さすがに元夫に『みっともないから娘は預かる』と言われ……」

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ひとり四畳半のアパートで、生活保護を申請

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