――日本では女性がセックス描写のある映画を観に行くのを躊躇する傾向にあります。
ノエ:この映画はセンチメンタルな映画だ。ただし激しい恋愛感情に陥ると、まるで戦争に突入してしまったかのような状態になる。激しいエクスタシーもあれば、一方で不安や危険な感情も渦巻いて、盲目になってしまったりする。それは誰もが経験するものなのだから、いやらしい映画とは思わずに足を運んでほしい。
ここの読者の方は若い独身女性が多いと聞いた。ぜひ人生を楽しんでと伝えてほしい。独身のメリットはいろいろあるけれど、大きいのはとにかく自由だということ。相手も選び放題だし、どんな行動をするにも自由なのだから、謳歌してほしい。

『LOVE【3D】』より
――若いとおっしゃっていただきましたが、日本では30代の女性は若いと言われないこともあります。
ノエ:(バカげているという表情を見せてから)日本の人は年齢にがんじがらめになっている印象があるね。若さというのは何歳かではなく、考え方や態度、行動で決まる。大事なのは好奇心。好奇心を持ってどんどん行動したり前に進んで行ってほしい。
自分もまだまだいろんなものを見たり聞いたり読んだりしたいし、発見すべきことがたくさあると思っているよ。
<PHOTO、TEXT/望月ふみ>
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『LOVE【3D】』は全国公開中
配給:コミストック・グループ 配給協力:クロックワークス
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『LOVE【3D】』オフィシャルサイト http://love-3d-love.com/望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi