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「男なんかいらない」エロ意識高い女性の“こじれ方”

 エッチやエロに対し、男が引くくらいの熱意をもって追究、発信する女性たちがいた。彼女たちがそこまでする理由は何か? 女性向けエッチの指南書も執筆し、自他ともに認める“エロ意識高い系”である官能小説家の大泉りか氏は、一連の背景をこう話す。

エロ意識高い女性が増えたわけ



「20代の頃、SMイベントに出演していたのですが、男性プロデューサーが男性好みの女性像を押し付けるような演出をすることに納得がいかなかった。それで女性だけで企画したら、すごく解放感があった。変に関わってくる男性のおかげで、逆に女性主体でエロを語れる風潮が根付いたと思います」

 大泉氏はエロ意識高い系女子の台頭による功績を、「女性が自身の性欲を肯定できるようになり、性に対する不安や知識共有の機会を拡大した」と分析する。

エロ意識高い系女子

「男なんかいらない」が特徴



 一方、エロ意識が高くなりすぎることの弊害をこう指摘する。

「女性のエロ意識の高さは、男性へのダメ出しと表裏一体。行きすぎると自分の言葉に呑み込まれて男性憎悪になる可能性があります」

 男性不在で結構、というのがエロ意識高い系女子の特徴の一つでもあるが、大泉氏はそれは抑圧へのカウンターにすぎないのではと疑問を投げかける。

「エッチの快感は相手との相性や関係性によって大きく変わるし、個人差があることはこれまで女性側が強く主張してきたこと。しかし今は逆に女性が画一的な技術論や、男性性の否定に走る傾向がある。そこには、女性を性の客体として扱ってきた男性社会に対する反発心があるのでは。

 つまり男性への憎悪がないと、エロ意識を高く保てない面がある。ヤリマンと言われて怒ったり、彼氏ができたらやめちゃうコが多いのもその証左と言えます。管理職を目指すと言っておいて、あっさり寿退職するのと同じですよね」(大泉氏)

 では、エロ意識高い系がさらに進化するには?

「男性の尊厳はもちろんのこと、異なる価値観を認めることですかね。たとえば『アソコが汚いのは嫌』と言ってウェットティッシュを常時携帯するコがいるんですが、それを他者に押し付け始めるとアウトです」(大泉氏)

 エロい女性とエロ知識が豊富な女性は異なるもの。男性不在のエロは本末転倒なのだ。

―「エロ意識高い系女子」の性態【7】―




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