だるい、イラつく…それは貧血かも!日本は貧血大国だった
ダイエットで餓死寸前に
簡単で太らない「海苔」を食べよう
それに加えて、著者が注目するのが海苔。以下は、知人夫婦の実体験です。
<奥様は妊娠してから、貧血がひどくなったそうです。鉄剤は吐き気を催させることが多いので、悪阻がひどいと、服用は難しくなります。
苦しむ奥さんを目の前に、どうすれば貧血が改善されるのかと必死に調べた際、海苔に鉄が多く含まれていることを知ったそうです。そして、青海苔をあらゆる料理に振りかけ、毎日摂取させるようにしました。
すると、奥様の貧血はみるみるうちに改善されたそうです。>
(第十二章 何を食べ、どう気をつけるか?)
しかしながら、勉強熱心なふつうの人が、いつもいつも正解にたどり着くわけではありません。だからこそ、国がガイドラインを設けておく必要があるのですが……。
“軽い不調”を未然に防ぐことを軽んじる社会に、果たして真の先進医療はあり得るのでしょうか。具体的な治療や大がかりな手術だけが、医療なのではない。本書の提言は、そうした当り前の事実を改めて思い起こさせてくれるのです。
<TEXT/比嘉静六> 1
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『貧血大国・日本 放置されてきた国民病の原因と対策』 女性の社会進出が加速し、出産の高齢化に拍車がかかるなか、貧血の問題を放置したままにしておくとどうなるか―。健康面への影響は―?世間であまり認知されていない貧血の実態、危険性、対処法など、これまで見過ごされてきた問題の現状を概観し、その対策を綴る。
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