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「死ね」メールが100通…ストーカー被害を警察に訴えてわかった“落とし穴”

恐怖から連絡を取っても、「ストーカー規制法は適用できない」

 警察と警視庁ストーカー相談窓口で説明された理由はこうだった。  被害のケースにもよるが、男女交際間のストーカーというものは、片方が別れを告げ「もう会わない」と宣言したにも関わらずつきまとう行為とされる。なので、本来なら禁止されている彼との接触をアサミさんの意志で破っているため、誓約書は現時点では効力を発しない。  さらに現在も連絡を取っているということは「交際が再開した」とみなされるので、彼をストーカーとみなすことは難しい。 「驚きました。私は交際しているなんて認識はまったくないんですが、裁判でも負けるケースがあったそうです。『アサミさんが刺されるようなことがあれば傷害事件として扱いますが』と言われ…。それでは遅いんですが(笑)。  警察からは再び彼に別れを告げて連絡を断つことを提案されました。そのうえであれば、再びストーカー規制法が適用されるということです。……でも、彼からの連絡を急に拒否すると逆上されそうで怖いので、頃合いをみて警察の指示に従おうと思います」  それまではなるだけ一人にならない、会うことは絶対しない、通勤経路を変える、実家に避難するなど自衛を心がけて過ごすという。 ※個人の体験のため、すべてのケースにあてはまる訳ではありません。ストーカー行為に遭遇したら、まずはしかるべき窓口に相談することをお勧めします。 ●警視庁 生活安全総務課 ストーカー対策室 相談受付 相談受付時間 平日 午前8時30分から午後5時15分まで。 電話:03-3581-4321(警視庁代表) http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/dv/kiseho.html <TEXT/女子SPA!編集部  PHOTO/Lenanet> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
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