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「バター」は炒め油として使わない!ヘルシーに味わう3つのコツ

<アイディア2>炒め油として使わず、仕上げにからめる ⇒少量のバターでおいしく、栄養の吸収もアップさせる! 緑黄色野菜(アスパラガス、ズッキーニ、インゲン) 摂り過ぎを防ぐ最もカンタンな方法は、バターを「炒め油」として使わないこと。少量のバターを仕上げに活用することで、旬の野菜をヘルシーに楽しむことができます。  作り方はカンタン。野菜をたっぷり用意して、フライパンで蒸し煮、最後にバターをからめるだけです。バターの香りと野菜の甘味が見事にマッチ。また、バターが入ることで、緑黄色野菜の栄養吸収率も高まります。超シンプルなのに、素材本来のおいしさに感動してしまうヘルシー野菜料理です。 『緑の野菜のバター蒸し(2人分)』 【材料】 ・アスパラガス 1束 ・ズッキーニ 1/2本 ・インゲン 5~6本 ・バター 1キューブ ・水 大さじ4 ・コンソメパウダー 少々 【作り方】 (1)アスパラガス、ズッキーニ、インゲンを食べやすい長さに切る。 (2)フライパンに野菜、水、コンソメパウダーを入れ、フタをして火にかける。時々かき混ぜなら5分蒸し煮にする。最後にバターをからめる。 <アイディア3>白飯をバターライスにする ⇒おいしさアップ! 太りにくいごはんに大変身! 桜エビの炊き込みごはん もう一つは、「GI値(Glycemic Index)を下げるご飯もの」として、「バターライス」を作るというアイディア。つまり、適量のバターをごはん粒にまとわせる事により、気になる血糖値を上がりにくくすることができるのです。  例えば、旬の桜エビを使い、しょうゆとバターで炊いてみてください。エビの甘い香りとバターのコク・風味があふれる炊き込みご飯が完成します。桜エビの食物繊維も血糖値の急上昇を緩やかにしてくれますから、さらにヘルシー度をアップさせることも可能です。 『香る! 香る! 桜エビの炊き込みごはん(2~3人分)』 【材料】 ・米 2合 ・桜エビ(できれば生) 1パック ・バター 1キューブ ・しょうゆ 大さじ2 ・酒 大さじ2 【作り方】 (1)研いだ米を炊飯器の釜もしくは土鍋に入れ、水300mlを加えて、1時間以上浸水させる。 (2)しょうゆ、酒、桜エビを加えて炊く。炊飯器の場合は普通コースで。土鍋の場合は沸騰してから15分炊飯、15分蒸らす。 <TEXT,PHOTO/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スギ アカツキ】 東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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