夜間にエレクトできているかどうかを、簡単に知る方法があります。 ・「簡易エレクトメーター」 　前述の熊本悦明先生が開発した診断キット。専用のテープをペニスの根元に巻いて寝て、エレクトするとそのぶん、目盛りが増えるようになっています。一晩で、円周にして30ミリほど膨張できていればよいそう。 ・切手を使った「スタンプテスト」 　もっと簡単な方法。つながった切手をペニスに巻きつけて貼り、翌朝、切手のつなぎ目が切れていればエレクトできていた証拠になります。 　ともかく、MEの有無はわかりやすく自覚できる健康管理のポイントです。気がかりな状態なら、泌尿器科で検査を受けてみましょう。男性ホルモンの一種「テストステロン」の値が落ちていたら、テストステロン筋肉注射などで補充する治療があります。 　今の人間ドックでは、男性ホルモン値の検査はほとんど行われないそうです。彼氏・夫に抑鬱症状などが出てきましたら、チェックするに越したことはありません。 ＜TEXT／岩本麻奈＞ 【岩本麻奈】 1964年生まれ。皮膚科専門医、一般社団法人日本コスメティック協会代表理事。 東京女子医大卒、慶應大学医学部皮膚科学教室で研修後、済生会中央病院などに勤務。3児の母。97年渡仏し、現在はパリ在住。著書は『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』『生涯男性現役　男のセンシュアル・エイジング入門』など多数 。 公式ブログ　http://ameblo.jp/dr-mana/