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K-1王者・武尊の女子人気が凄い!強くてヤンチャな魅力に迫る【独占インタビュー】

―――試合中、殴られて痛いとか怖いという気持ちはないんですか? 武尊:それ、よく聞かれるんですけど、試合中はまったく痛くないです。もし「痛い」って思うのなら、それは気持ちが切れたときです。もちろん、多少は痛みはあります。でも、本当に気にならないんですよ。  対戦相手が怖いと思ったこともありません。どれだけ相手が強くても、自分の方が強いと思っているので。  むしろ、空手をやっていたころに、いつもボコボコにされていましたし、空手は精神を鍛えるスポーツですからね。どこまでいったらやられる、どうやったら相手が嫌がるのかを冷静に分析しています。  対戦相手は強くなくても、試合中に感じる「怖さ」はあります。 それは痛みではなくて、周りからのプレッシャー。王者になったことで、感じる期待がいちばん怖い。  勝つしかないんです。強さの象徴としての価値を優先しないといけない。このプレッシャーは本当にきつい。

1度だけ負けたときには気が狂いそうだった

―――過去に1度だけ負けたことがあるみたいですね。 武尊:プロデビュー5戦目で負けたんですけど、そのときは体調崩すくらい気分落ちていてやばかったです。  全然、気持ちの面では負けていなかったんですけど、試合中に鼻の骨を折られてしまったのが原因でTKO負けになっちゃったんですよ。  まだ戦えたし、勝てるはずだったのに鼻の骨が折れただけでドクターストップがかかっちゃって……。  もう気が狂いそうでしたね。鼻が治るまで試合には出られないし、3ヶ月間ずっと悶えていたくらい。  復帰戦が決まったときは、試合当日まで5日間一睡もできない精神状態でした。 ―――そんなに苦しい思いをしているのに、どうして戦うんですか? 武尊:格闘技って夢とか希望が詰まっているって思うんですよ。これほど気持ちでぶつかり合うスポーツって存在しないと思うんです。サッカーや野球もすごいけど、ここまでじゃない。  殴り合って、蹴り合って、本能的に倒したいって気持ちがぶつかり合うんです。その気持ちが強い方が勝つっていうところが最高に面白い!  女性のなかには暴力的だって格闘技を嫌がる人も少なからずいますけど、スポーツとして見て欲しいんですよね。  男が本能的に狩りをしている姿とか、強いオスの姿というのを見て楽しんで欲しいなって気持ちがあります。  まぁ、試合中はお客さんを楽しませようとかそういう気持ちじゃなく、自分が楽しんでるだけなんですけど(笑)。
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