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セクハラを逆利用!女の出世バトル“そこまでやるか”実例集

 さらにはこんな事例もあります。 「同期(女子)は男の上司や先輩に『仕事を教えてください~』と言って、2人で残業したり食事をするそうです。でも、そこで男性が少しでも誘ってきたり、セクハラめいた冗談を言おうものなら逐一メモして、人事異動の季節にやんわりとけん制すると得意げに言っていました。  そのおかげか彼女は同期で一番早くプロジェクトリーダーに任命されました」(26歳・メーカー)  女子社員の誘惑につい鼻の下を伸ばす男性社員の脇も甘いが、それを仕向けて逆手にとる技は、もはやプロのやり口だと言えます。 出世

出世その先に何があるのか?

 では、なぜ彼女たちはここまでして出世街道を進もうとするのでしょう。 「給与面でのメリットは大きいです。でも男性だけの会合で、勝手に派閥を作って出世しただけの実力もない男性上司にヘラヘラ従うのにはうんざりだし、どうせ結婚したり、子供を産んでやめるんでしょって、明らさまに期待されていない仕事ばかりさせられるのも本当に嫌なので、役職についてやりたいようにやりたいんです」(34歳・出版)  その理由はかなりアグレッシブですが、出世する以上、今度は人の上に立つというストレスがついてくるはずです。 「もちろん上司としてのストレスはあります。でもうちの会社は女性が多いから頭ひとつ飛び抜けて出世しないと、女同士の足のひっぱりあいに巻きこまれるんです。そのストレスが一番苦痛なのかもしれません。女性が出世するには男性の何倍も力が必要ですからね」(35歳・商社)  出世をし、彼女たちが見る会社の景色とは一体どんなものなのでしょうか。それは体をはって出世した本人にしかわからないのかもしれません。  ただ、そうやって手段を選ばずとも、自然に女性が出世できるまっとうな会社がさらに増えていくことを切に願います。 <TEXT/瀧戸詠未>
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