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「29歳のクリスマス」から「ノンママ白書」まで。女の生き方の変化に衝撃

 いわゆる30歳前後、アラサーの読者には、結婚なの? 出産なの? の岐路に立たされている人も多いと思う。ただそんなに焦る心配もないと言いたいのは、ここ20年間くらいで女性のターニングポイントと言われる年齢は確実に上がってきているということ。その推移がしっかりとドラマに現れていたので、テレビ大好きライターのスナイパー小林がここに報告したい。

アラフォー

女の賞味期限はギリ20代! アラサー推奨期



「29歳のクリスマス(1994年10月放送/フジテレビ)」では、30歳を目前に控えたヒロインの仕事や恋愛に対する葛藤を描いて、多くの女性の共感を呼んだ。バブル直後の世の中は、まだ家庭に入ることが女の幸せと設定されている、今となっては信じられない男尊女卑な時代のストーリー。

 ドラマ内で主人公の矢吹典子(山口智子)はお坊っちゃまの彼が修行兼仕事で海外へ旅立つのを見送り、独身でいることを選択。一方、親友の今井彩(松下由樹)は友達の子を身ごもり、未婚の母となる。彼女たちのこの選択が常識外れ? それとも勇気ある決断? と話題になったのが約20年前。この寸前のバブル絶頂期では、女性の賞味期限が“クリスマスイブ=24歳”と言われていたこともあったほど女性が働くことにはまだ理解がなかった。出産も考慮すると、30歳までには結婚せねば! という風潮だったのだ。そういえば女子アナも30歳のカウントダウンが迫ると一斉に、野球選手に嫁ぐかフリーになっていったよね……。

ついに男女の立場が逆転! アラフォー勢力期



 世に「アラフォー」という言葉を浸透させた『Around40~注文の多いオンナたち~(2008年4月放送/TBS)』。39歳、女医でバリキャリの緒方聡子(天海祐希)が恋した相手は岡村恵太朗(藤木直人)、33歳だった。収入も住まいの広さも彼女の勝ち。それまでドラマでは女性の方が格上の恋愛はヒモを飼うようなイメージがあるからか、どこかタブー視される風潮があったが、このドラマでは初めて普通のように放送されていたのが印象的だった。

 聡子の友人も仕事をしていないことに焦る専業主婦や、昇進戦争に疲れて結婚してしまう女性編集者など。そう、女性の生き方の選択肢が増えて働きやすくなってきたのが約10年前のことだったんだなと、このドラマによって気づく

「結婚も出産も30代後半へ」という時代に突入したのである。

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女も定年まで働く新時代へ! アラフィフ全盛期へ

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