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便秘と診断されたのに、大腸ガンだった!【岡野あつこさん闘病記】

本当に応援してくれる人が誰なのかハッキリわかった

──今回の闘病で人生観もかなり変化した……? 岡野:たとえば「人生で一番大切なのはお金と愛のどちらか」なんだとしても、あくまで「健康」あってのお金と愛だなと……。  あと、「時間の貴重さ」を再認識できたことも大きいんじゃないかな? だから、私の人生でまだやりとげられてないこと、とりあえずは自身のコンプレックスである「英語」をマスターすることに挑戦しようと、毎朝6時に起きて3時間の英語学習を続けています。 ──「大病を患った人は、周囲の身内や知人を見る目も変わってくる」と、一般的にはよく言われますが? 岡野:がんについて(周囲に)告げることで、本当に心配してくれる人、応援してくれる人が誰なのか、が明確にわかったんです。逆に、同情・シカト・運の悪い人を避ける……といった態度をさり気なく、あるいは露骨に取る人たちもいて……。  おかげでハッキリと「これからの人生では大切にしていかなければならない同志」をグループ分けして(笑)、新たな気持ちで関わっていきたいな、と心底実感しています。 花束──岡野さんも含め、芸能人のがん発病率が高い印象を我々は受けてしまうのですが、その共通の理由みたいなものはあるのでしょうか? 岡野:私は芸能人ではないんですけど(笑)、ガンはストレス・食生活・生活習慣の不摂生などが要因となりやすい病気であり、これらの条件すべてが該当しがちな芸能人の方々の“非日常的な日常”が、がんにとっては恰好の餌食となってしまうのかもしれません。 ──では、最後に。『女子SPA!』読者に向け、“経験者”からの一言アドバイスをお願いします。 岡野:若いうちに「病気から自分の身を守る意識」を持って、検診を受ける癖は、かならずつけておいたほうがいいです!  さらには、自分がやりたいこと、やらなければ後悔することを、いくつでもかまわないので早くから探しながら、一つひとつ達成して、「自負」と「自信」を積み上げていってほしい。その積み重ねが多ければ多いほど「チャレンジ」「クリア」「サクセス」「サティスファイ」の感覚を、自分がどんな状況になっても「後悔」ではなく「充実」したかたちで味わえるのではないでしょうか。 【岡野あつこ】 夫婦問題研究家/離婚カウンセラー。NPO法人『日本家族問題相談連盟理事長』。1991年に離婚相談事業をおこなう「株式会社カラットクラブ」を設立し、3万件以上の夫婦相談を行う。著書、TV・ラジオのレギュラー多数。近著は『「最高の離婚」のつくりかた』(自由国民社)など ・岡野あつこ公式サイト 実践 離婚カウンセラー養成講座・離婚相談救急隊
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