でも、ブラジリアンワックスのツルツル感は、カミソリではぜったい経験できない爽快感です。ただし、時間が経つと当然毛は生えてくるわけで、その様子は言うならば、薄らハゲ！ 股間が薄らハゲってかなりカッコ悪いので「また行こうかな」という気分になります。 　アンダーヘア事情と真剣に向き合ってみて感じたのは「女性の自立とアンダーヘアの処理率は関係性があるのではないか」ということです。もちろんアンダーヘアの処理率向上には、女性の“エロ”に対するオープン化や、脱毛技術の進歩も関係しています。 　アンダーヘアは極めて秘められた場所で、手入れをしてもしなくても、パートナーと自分以外には何の影響も与えません。パートナーの好みに合わせるのでなく、自分の満足度でアンダーヘアを処理する女性が増えたとすれば、女性の自立が進んでいることの表れかも。 　もっと具体的に言うと、私個人は今アンダーヘアがツルツルなわけですが、パートナーに対して処理していることは伝わっています。ひと昔前なら、彼女or奥さんが、いきなり下の毛ツルツルの状態で目の前にいたら、あらぬことを疑う男性が高かったでしょう（浮気とか、毛ジラミとか）。 　でも、ツルツルになっても私たちには何も問題は起きていませんし、理由を話せば「あ、っそう」というリアクションで終了でした。改めて振り返ると、こういった関係は「対等」といえるのかもしれませんし、性の象徴の1つでもあるアンダーヘアを好きにできる自由というのは、“自立”にも関係していると思うのです。 ＜TEXT／おおしまりえ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 ◆おおしまりえ 雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター 水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter：@utena0518