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上野樹里×リリー・フランキー×藤竜也インタビュー。「年下と付き合っているよくわからないおじさんは俺の常」(リリー)

 30代の彩と20歳上の恋人“伊藤さん”、彩の“お父さん”の3人の奇妙な共同生活を描いた『お父さんと伊藤さん』が公開中です。


 34歳で書店員の主人公・彩を演じた上野樹里さん、給食センターのおじさんで20歳上のバツイチ男・伊藤さんを演じたリリー・フランキーさん、そして彩と伊藤さんの同棲するアパートに転がり込むお父さんを演じた藤竜也さんに撮影裏のエピソードを伺いました。

藤竜也さん、上野樹里さん、リリー・フランキーさん

(左から)藤竜也さん、上野樹里さん、リリー・フランキーさん

今までの自分の映画の中で一番楽しめた(上野)



――上野さん、彩はいわゆるヒロインらしくない役柄です。どのように演じようと?

上野:コミカルにやろうとも思っていないし、かといってシリアスにやろうとも思いませんでした。さじ加減が微妙だったかな。

 クスっと笑って、心がほぐれて、でも何かに気づかされたり、それぞれの立場でグッとくるポイントが違ったりする、不思議な魅力のある映画になったと思いますが、やっている最中は、ストーリーとしての起伏があまりないので、不安ではありましたね。お客さんをどこに、どう運んでいけるのか、分からなかったので。

 でも、今までの自分の作品の中で、試写で一番楽しめた映画でした。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=601492

『お父さんと伊藤さん』より_1

『お父さんと伊藤さん』より

――リリーさんは、伊藤さんのキャラクターをどう感じました?

リリー:自分と重なりますね。俺は年の離れた人と付き合うことも実際にあるし、年下と付き合っているよくわからないおじさんっていうのは、俺の常なんだと思う。今回の作品で藤さんの顔を見て、俺もこういう風に思われていたんだろうなと感じました(笑)。

――藤さんはお父さんとご自身が重なる部分はありますか?

藤:役としては非常にやりやすかったです。僕も日々老いと向き合ってますからね。共感してやることができました。でも性格的に重なる部分はないですね。このお父さんはまじめですから。まじめがこじれたというか。僕はすぐに順応するタイプですからね。子供にも厳しくしないし、楽なのが一番いいです。

『お父さんと伊藤さん』より_2

『お父さんと伊藤さん』より

上野:藤さんはひとりでロケ地巡りに行ったり、現場にひとりで来たり、移動もメイクも自分でやるんです。朝もすごく早起きしているって聞いて。私は藤さん、すごいな、まじめだなって思いました。私は昼まで寝てるから。

藤:俳優って仕事が好きなんですよ。おもしろいからね。今でもおもしろい。今回の現場でも、あぁ、僕はまた映画の現場で椅子に座ってるんだなぁっていう説明しがたい幸せを感じていましたよ。リリーさんと樹里ちゃんと一緒にできてね。3人で椅子を並べて待っている間、ちょうどアパートの裏手で周りが畑で、雲や青い空なんかをぼーっと見ながら、ときどき誰かがぽそっと話したりして。なんかとってもやりやすくて。なんなのこのやりやすさはっていう。楽しかったなぁ(笑)。

『お父さんと伊藤さん』より_3

『お父さんと伊藤さん』より


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3人の私生活で居心地のいい場所

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