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「妊活中なのにセックスレス」のなぜ【性活コラム】

AV男優・森林原人の性活コラム 第18回】

経験人数7,500人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人さんが、性にまつわるあれこれについて語ります。

 この性活相談の連載を通して、セックスレスについてそれなりに知り、考えてきたつもりでいた僕は、ある女性から話を聞き、何も分かっていなかったんだと愕然としました。

 その女性は絶賛セックスレス中で、旦那さんとはもう何年もしていないそうです。それだけなら今までにも聞いたことのあるセックスレス話ですが、彼女はセックスレスでありながら妊活中だというのです。

妊活セックスレス

妊活セックスレスという問題



 僕ははじめ、「妊活中ならセックスレスじゃないでしょう」と不思議がりました。そしたら「森林さん全然わかってない。妊活セックスレスってほんと多いんですよ」とやんわり注意されてしまいました。

 過去の相談で、セックスレスに悩む既婚女性に対して、「子づくりという名目だったとしても、セックスをする機会ができたんだからそれを利用しない手はないですよ」とアドバイスしたことがありました。でも実際には、子づくりという名目でセックスし続けることって苦痛で、実行できる夫婦は多くないようなのです。

子づくりセックスは本能的な行為じゃない



 僕がセックスについて考える時は、セックスから生殖を切り離せるのが人間のセックスの特徴であって、だからこそ、快感に没頭したり心の交わりに感動したりできて、それが人間のセックスの核となる、という論がベースにあります。

 でも、生殖を切り離さないで考えなきゃいけない時、つまり、子づくりがメインになっているセックスでは、それが通用しないのです。本来なら、子づくりだって本能的な行為のはずですが、子づくりを第一目的として計画的にセックスする時というのは、本能ではなく、思考や理性によってセックスがなされます。場合によっては、そこに感情の入り込む余地もないってほど作業的になったりもするというのです。

 子づくりだけを目的としたセックスをしたことのない僕は、その重みや辛さ、理性でセックスしなければならないということが普通の人、特に男性にとってとれだけハードルの高いことだか知りませんでした。

結局、男性の気分次第という理不尽



 一般的な知識では、妊娠するには排卵の時期を狙いセックスをすればいいと思われています。これが、簡単なようで簡単じゃないというのです。

 子づくりには、どうしても挿入と射精が必要になってきます。男性がその気になり、体が反応し、挿入、射精に至る。男性器の機能上、強要、強制したところで反応するものではありませんので、女性はそうなるよう促し、助け、受け入れる。もしくはお願いする、待ち続ける。

 ということは、子づくりを目的としたセックスをする時、優先されるのは男性の都合、気分ということにならざるをえません。

 その女性は言っていました。「子供欲しいね」と旦那さんと話し、はじめの数カ月は排卵の時期を見計らって、その前後に毎日セックスをしていたそうです。だけど生理が来るたびに夫婦で落ち込み、互いに励まし合うということをして乗り越えていた。

 ところが、それが何カ月も繰り返されると、落ち込み具合に差が出てきた。女性側の方がより落ち込み、男性側が励ます側に固定されるようになる。と同時に、女性側が自分を責めて申し訳ない気持ちが強くなり、排卵の時期を伝えるのすら心苦しくなってくる。そんな気まずさを察してか、旦那さんのアソコの調子が芳しくなくなってきて、子づくりの話をすることがなくなり、セックス自体もなくなった、と。

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セックスが手段になると苦痛になる

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イケるSEX

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経験人数10,000人超のトップ男優である森林原人が、セックスに悩める一般女性の質問に愛をもって答える。「イク感覚がわからない」「彼がゴムを付けてくれない」「“30代処女”は重い?」etc.
Q&A31本とコラム4本を収録。

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