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激務で「自殺も考えた…」と介護士。入居者を怒鳴りつける戦場のような介護現場

自殺を考えるほど追い詰められた

 本来入居者の心休まる場であるはずの施設は、スタッフの言い合う声が飛び交い、言葉の虐待が横行する戦場のような場所だったという現実。そしてわずかな人数で介助にあたる日々は、トモエさんの心身を蝕んでいきます。 「本当は丁寧に対応してあげたいのに目先の業務で手一杯で、入居者のかたへ『ごめんね、ごめんね』と心の中でくり返す毎日でした。私がしたい介護はこんなんじゃない。そんな思いと現実のギャップに心苦しさや申し訳なさを感じ、胸が押しつぶされそうでした」  気分の落ち込みを感じることが多くなり、次第に眠れない日も増えていったというトモエさん。それでも気持ちを奮い立たせて出勤し、わずかながらも入居者へ自分ができる範囲の配慮をしていたといいます。  とはいえ、激務の合間にできることは限られていて、ときおりやってきては我が物顔でのさばる上司にも抑圧され、ついには自殺願望まで抱くように。 「病院に行ったところ『うつ症状』と診断されました。このままこの環境にいてはいけないと思い、退職することにしました」  現在入居者のために、ユニオンを通して劣悪な労働環境の改善を求めているというトモエさん。心身に不調をきたしてもなお「次こそは、理想に近い介助ができる職場で介護士として働きたいです」と、夢をあきらめず職探しに励んでいます。 ●介護・保育ユニオン http://kaigohoiku-u.com/ TEL:03-6804-7650 <TEXT/千葉こころ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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