シャワーなしHは危ない!“アソコに雑菌が入る”とこんなに怖い
クリスマスにバレンタイン……恋愛が盛り上がる季節はもう目前。彼氏がいる人も、これから見つけたい人も、ラブラブな一夜を過ごすチャンスがやってきましたよ!
でも、ちょっと待った! ちゃんとシャワーを浴びて全身を清潔にしてから、彼とイチャイチャしていますか? 実は、若い女性の中に、セックスが原因で性感染症や膀胱炎になる人も結構いるみたいなんです。コンドームをつけているからといって安心はできません。指や口からも、雑菌は入ってくるんです。
そこで、成城松村クリニックの松村圭子先生に、セックスと膀胱炎の関係について教えてもらいました。
おしっこを我慢すると膀胱炎になる、と一般的に言われていますが、セックスも膀胱炎の原因になるんですね。
「実は膀胱自体は、本来無菌なのです。そこに雑菌が入り、繁殖することで膀胱炎が引き起こされます。長時間おしっこを我慢すると膀胱炎になるのは、長時間尿を排泄しないことで膀胱の中で雑菌が繁殖してしまったからなるのです。セックスで膀胱炎が起きるのも、行為中に雑菌が入ってしまうことが原因です」(松村先生、以下同じ)
膀胱炎といえば、男性よりも女性の方が多いというイメージがありますよね。松村先生によると、女性の体の構造に理由があるそうです。
「女性は男性に比べて尿道が短くなっています。そのため、雑菌が膀胱まで上がりやすいのです。また膣や肛門が近いため、そこにいる雑菌が尿道に入ってきやすいという、構造上の理由があります」(松村先生)
特に冷えやすい冬は免疫力が低下するため、雑菌に対抗する力が弱ってしまうのだとか。さらに忘年会にクリスマスパーティで暴飲暴食&寝不足といった不規則な生活も免疫力低下の一因になってしまうそうですよ。
体の構造上の問題がわかったところで、具体的にどうすればいいの?
体の構造上の問題以外にも、膀胱炎を誘発しやすいと言われているのがセックス。相手の手や口を通して雑菌が身体に入り、膀胱炎を引き起こしてしまうのだそう。そこでセックスで膀胱炎にならないための4カ条を松村先生に教えてもらいました。
1. セックスの前後にシャワーを浴びる
「雑菌を持っているのは自分の体だけじゃありません。相手の体も清潔にしなければ、意味がありません。ふたりで一緒にシャワーを浴びて、より清潔な環境で性交渉しましょう」
2. セックスの前後にトイレに行く
「膀胱の中に長い間、尿をためておくことは膀胱炎を引き起こす原因に。すみやかに排尿することで、尿にいる菌を流すことができます。セックスの前、そして後にも排尿して菌を繁殖させないようにしましょう」
3. 野外でのセックスはNG!
「野外で行うのはよくありません。お互いの体を清潔にするだけでなく、より清潔な環境で行うことが望ましいです」
4. 性感染症対策も含めて、コンドームを使う
「滅菌してあるコンドームを使うことで、少しでも雑菌の進入路を減らすことになります。また、性感染症対策としても使うようにしましょう」
ちょっと尿をするときに違和感があるけど、病院に行くのが恥ずかしい、なにより病院に行く暇がない。そんなときに使えるのが、市販薬「腎仙散(ジンセンサン)」。
排尿を促してくれる利尿作用や抗菌作用がある生薬を配合しているというこのお薬。尿の中で繁殖した雑菌を洗い流して、膀胱炎の痛みを抑えてくれます。うれしいのが、薬局やドラッグストアで手に入るという点! 病院に行けないくらい忙しいときや、土日などで病院がお休みのときにはぴったりですね。
せっかく彼と楽しい時間を過ごしたのに、膀胱炎になってしまったかも!? そんなときは「腎仙散(ジンセンサン)」でしっかり治してくださいね。
<TEXT/ミノシマタカコ 提供/摩耶堂製薬>