「なんて言ったらいいものか……」。私は一人悩んでいました。いや、「どうすれば言いくるめられるか」の間違いかも。 「本当は結婚したくないけど、子どもは早く欲しい。だから子どもを作ってから結婚してください」。 　デキ婚芸能人がフルボッコにされる時代に、2段階上をいく選択を決意した私、恋愛ジャーナリストおおしまりえ。 　2年交際しているパートナーに対して、こんな提案をしていいものか、なんて切り出したらいいものか、悩んでいるのです。 　前回のコラムで書いたとおり、近づいてくる妊娠＆出産リミットに対する焦りから、「できたら婚」を思いついた私。「まず子作りをして、子供ができたら結婚」というのが、「できたら婚」です。 　何回考えなおしても「できたら婚」がベストだと思ったのです。 　そんなわけで、逆プロポーズ大作戦を決行することを決めたのですが、チキンな性格ゆえに「断られたらどうしよう」しか考えられない。2年という交際期間が一瞬にして弾け飛ぶ可能性もあるし、弾け飛んだらまたイチから相手を探さなくちゃいけない…こんな面倒なことがありますか！ 「大丈夫じゃないかなあ」とぼんやり勝算は感じるものの、気心知れた恋人との関係を変化させるのは、とっても怖いものなのです。 　でもまあ、これも記念と思って、一生に一度のイベント＝結婚を記憶に残るものにしてやろうじゃないか！（私は2度目だけど） 　変な男気が溢れ出してきたところで、サプライズ演出として人気らしい「フラッシュモブ」をまずは検討してみる。ためしに検索してみると、一番上に出てくるのは「昨日の結婚式、フラッシュモブのせいで最悪でした」と書かれたヤフー知恵袋の愚痴でした。 　だいぶ好き嫌いが分かれるらしいんですね。そもそも動機がふつうではないし、今回は、やめておきました。 　しかしフラッシュモブってインド映画にしか見えないのは、私の心がカレー色にくすんでいるからでしょうか？ テンションあげて踊ってノリノリでプロポーズって、そりゃあ相手もナンてこったいと驚くわい！