メディアでも芸能人が「東京都でのハロウィンは全面禁止にすべき」「世も末」といった発言をして、賛同する声も多く上がりました。
たしかに、渋谷や六本木などを利用する人からすれば、邪魔なのはとても理解できます。今年はだからこそ渋谷も一部ホコ天にして、トイレでの着替えをやめさせるために、駅中に着替えルームも設置したほどです。いい対応だったと思います。
それでもやはり、やらない人にとっては不愉快でしかないようです。

地下鉄渋谷駅に設置された着替えルーム。このおかげでトイレの行列が減りました
今年の特徴として気になったのは、参加者をスマホで撮影する人たちです。そうです。ハロウィンの様子を拡散しているのです。そこには、「ゴミ」「珍獣」「日本の恥」といった言葉を添えてツイートする人も多く、わざわざ仮装する人たちを笑いものにするために乗り込んでいるのです。
これでは、ハロウィン脱落者が続出してしまうのも無理はありません。さらに、「今年はハロウィンはやりません」とご丁寧に宣言する人までいて、さすがにそこまで言う必要はないだろうとは思いました。
筆者の知人友人で、こんな“仲間割れ”をした人も。
「ハロウィンパーティの写真をSNSに投稿したところ、友達がわかりやすく自分の投稿で、『
ハロウィンで仮装してるやつなんてみんな生きている価値ないやつばっかり』と書いていて、すごくショックを受けた。もう来年はやらないと思う」(OL)
「昨年まで一緒にハロウィンをやっていた友人が急に『
彼氏に今年は行くなって言われた』ことを理由に不参加に。なぜかツイッターを外されてしまった」(学生)
「来年からはホムパで仮装しようと思う」(OL)
筆者の周りにも、たしかにハロウィンを否定する人はたくさんいました。ですが、わざわざお互いの意見を押し付け合う必要もないと思うのです。もし誰にも迷惑をかけていない、マナーを守っているのなら、そういった声を気にせず参加してもいいと思います。
もちろん、実際にさまざまな工夫で楽しんでいる投稿も多かったですけどね。
人に迷惑をかけられないとビビった筆者は、道端にうずくまって独りで凍え死ぬ「マッチ売りの少女」をやりましたが、地味すぎて逆におもしろくないってアンチも出てきそう…。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=611370

地面にひとりうずくまる筆者
ハロウィンに対して賛否が溢れるのはインターネットが中心です(一部、リアルでのヤジもありましたが)。ポケモンGOも大きな盛り上がりを見せただけに賛否ありました。お互いに多様性を受け入れて、あらゆることを心から楽しめるようになればいいと思いました。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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