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セレブ達が反トランプを叫ぶ中、テイラー・スウィフトが沈黙を守る真意は?

 ドナルド・トランプが圧勝を収めたアメリカ大統領選。しかし全米各地で反トランプデモが起こるなど、混乱状態が続いているようです。  クリント・イーストウッドやマイク・タイソンといった例外を除いて、アメリカのセレブが総出でヒラリー・クリントンを支持していたのはご存知の通り。しかもただ彼女を応援するだけでなく、トランプを激しく罵り全否定するといったメッセージが多かったのも特徴でしょう。 ※トランプ当選後、レディー・ガガは「愛は憎しみに勝つ(Love Trumps Hate)」というプラカードを掲げて抗議。「#Love Trumps Hate」に反トランプツイートが続々集まっている。写真はガガとサマンサ・ロンソン

女性セレブのヒラリー旋風にも、沈黙していたテイラー

 そんな中、今回の選挙戦で一定の距離を保っていたスーパーセレブがいました。それがテイラー・スウィフト。彼女は“沈黙は金なり”を徹底しつづけたのです。
テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフト(PHOTO/Starstock)

 彼女は選挙期間中、どちらを支持しているとも誰がダメだとも公言しませんでした。そして、当日に投票の順番を待つ姿をSNSにアップして、「選挙に行きましょう」と一言だけ残した。  結果に納得がいかず、トランプタワーの前でプラカードを掲げたレディー・ガガや、反トランプデモに参加したマドンナなどとは対照的ですね。

「なぜメッセージを発しない?」と非難の声も

 こうした姿勢に、「何一つメッセージを発しなかったことを忘れない」とか「なんでヒラリー支持を表明しないの?」といった批判が多く寄せられたわけですが、そもそも支持政党や思想信条を明らかにする必要はないという自由はどこへ行ったのでしょう?
telegraph

The Telegraph(11月8日)には、テイラー・スウィフトが誰に投票するか明かさないことへの非難の声が紹介されていた

 何よりも優秀なビジネスパーソンのテイラーですから、今回ほど、どちらに肩入れしたところで何の得にもならない選挙はないと踏んだのでしょう。  日本のマスコミですら、“嫌われ者同士の消去法”と報じた戦いなら、なおさらのこと。仮にヒラリー支持を明言して勝利したとしても、そこまで大きなリターンはないと判断するのも無理はありません。彼女は自分のブランドを守るために合理的に振る舞っただけなのです。
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トランプ勝利で曲を使われたミック・ジャガーの反応は?
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