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無駄にバッグがデカい女からの卒業!-トミヤマユキコ

―40歳までにオシャレになりたい!Neo トミヤマユキコ―

 おもしろ最優先で生きてきた結果、人生も洋服も若干とっ散らかり気味な著者が、40歳までにオシャレになるべく奮闘するコラム連載第6回!


 20代の頃からトライしかけては諦めて、を繰り返しているのが「小ぶりなバッグを持つこと」である。

 あの狭小スペースから、財布やスマホのみならず、化粧ポーチやときには文庫本が出てくるのを見るたび「時空が歪んでいるのでは? ドラえもん的なやつでは?」と思う。そう思わざるを得ないぐらい、小ぶりバッグ愛好家のパッキング技術はすごい。心から尊敬している。でも、残念なことにわたしはデカいカバンにじゃんじゃん物を放り込むタイプ。タイプとか言ってみたが、単にズボラなだけである。デカいバッグの女はモテないとかいう、けっこう信憑性がありそうな噂に対しては「そんなこと言われても、入れるもんがあるんだよ! 入れるもんが!」と返すことしかできない。

WEARのレディースコーディネートランキング

御覧下さい! WEARのレディースコーディネートランキングを見ればわかるように、オシャレなひとは十中八九バッグが小ぶりなのです!なんならバッグ持ってないひとまでいて、バッグ最小化がオシャレへ近道なのだと痛感します※画像:wearより

 このように、カバンに関して100%意識低い系であるわたしが長いこと愛用していたのは、リュックだった。しかし、20代後半に突入すると、「万年リュックというのもどうなんだ」的な空気が流れ始める。まわりの女子たちが、どんどんリュックを卒業していった。が、わたしは大学院生でありライターでもあるため、本+紙資料を大量に持ち歩く必要があり、大人っぽいバッグへの移行はそう簡単ではなかった。小ぶりなバッグ+A4サイズの入るサブバッグを持つパターン(荷物ふたつはめんどくさい)、大容量だが女っぽく見える革のトートバッグ(革は重いし雨に弱い)など、どこかにオシャレ要素を入れようとすると、なんだかうまくいかない。かといって、ビジネス用バッグに手を出そうにも、フリーランスで、圏外ファッションばかり着ているのにバッグだけビジネス用だと、バランスが取れない。

 しばらく迷走期間が続いたのち辿り着いたのが、本屋のトートバッグ。海外のオシャレブックストアで売られているものを入手し、トートバッグ上級者ぶっている。

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 こちらの記事は、トミヤマユキコさんの書籍『40歳までにオシャレになりたい!』に収録されました。

書影

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【トミヤマ・ユキコ】
ライター・大学講師。大のパンケーキ好きが高じて著したガイド本『パンケーキ・ノート』(リトルモア刊)が話題に。大学では少女マンガ・サブカルチャーについての講義を担当している。そのほか「週刊朝日」、「文學界」、「ESSE」などで書評・コラムを連載中。ファッションに対して積もり積もったコンプレックスあり。
Twitter @tomicatomica
タイトルイラスト/澁谷玲子

トミヤマ・ユキコ
ライター・大学講師。大のパンケーキ好きが高じて著したガイド本『パンケーキ・ノート』(リトルモア刊)が話題に。大学では少女マンガ・サブカルチャーについての講義を担当している。そのほか「週刊朝日」、「文學界」、「ESSE」などで書評・コラムを連載中。ファッションに対して積もり積もったコンプレックスあり。 Twitter @tomicatomica
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