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DeNAだけじゃない、300円でパクリ・嘘記事を書く“ブラック内職”の実情

使ってもいない商品の口コミ5人分を書く 1000文字・600円

 こちらは「飲む水素サプリ」の口コミをでっちあげるお仕事。仕事内容はこう書いてあります。 クチコミ他サイト(amazon、@コスメ、楽天、他サイト)のリライトでもOKです」 「五人の口コミです。さまざまな人格や環境を想定してください」 「良い口コミを書いて下さい」  コレ、商品名まで出しているのですが、アフィリエーターが勝手にやってるならメーカー大迷惑ですね。  こういう「口コミ募集」もたくさんあります。あなたはこれでも、ネットの口コミを信じますか?

ギャラは値崩れし、ネットはゴミ記事だらけに

 在宅で働きたい人にとって、クラウドワークの仕組み自体は、役に立つことだと思うのです。ただ、いかんせん値崩れがひどい。  クラウドソーシング会社の人も、「クライアントが直で募集すると、ワーカーへのギャラがどんどん安くなる」と頭を悩ませていて、より単価の高い“一括請負サービス”の営業を何社からも受けました。  これはクラウドソーシング会社がワーカーへの発注~原稿チェック~納品を一括してやるサービスで、「キューレーションメディアに、月に100記事単位で納品してます」と言っていた社も。  となると、クラウドソーシング会社がパクリや粗悪記事の共犯となる可能性もあって、今後、問題化するかもしれません。  ギャラは値崩れする、ネット空間はゴミ記事だらけになる、読んだ私たちの脳内もゴミだらけになる――誰も幸せにならないこのシステムを、今回のDeNA事件を機に断ち切れないものでしょうか。 (※)女性が多い=たとえば「クラウドワークス」は登録者100万人超の52%が女性(2016年8月)。記事作成ワーカーはやや女性比率が高い印象がある。「シュフティ」は女性中心。 <TEXT/女子SPA!編集部> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
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