セックス恐怖症だけど、したいんです【性活相談】
【AV男優・森林原人の性活相談 第68回】
経験人数8,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。
相談者:匿名
過去の恋愛が原因で男性不信、セックス恐怖症になり、かれこれ5年くらい男性とセックスはおろか、お付き合いもありません。
男性と交流を持つことも避けていて、一生独りでもいいとさえ思えるのに、なのに、心のどこかでセックスを諦められない自分がいて、独りで悶々としています。
性欲がなくなったら、こんな思いもしないのでしょうか? いつかはセックスも諦められて、性欲もなくなるのでしょうか?
男性のことは信用していないけど、男性とセックスはしたい。そんな矛盾している自分の気持ちが上手く整理できないと悩んでいますね。
解決の糸口を探すためにあなたの性欲をより細かく見ると、男性不信が前提としてありますから、相手と関係を築きたいという願望はなく、ただ快を求めているように思えます。
一番手っ取り早いのは、男と交流せずにインスタントセックスをさせてくれる女性向け風俗でもあれば解決します。しかし、男性向けのものに比べて女性のものは都心のみで高額だったりするので、それだけに頼るのはあまり現実的ではありません。
さて、あなたの持つ性欲の正体だと思われる「快を求める」欲求ですが、これは自然となくなっていきます。直球な表現で言えば、「挿入欲」はなくなります。時が過ぎるのを待つのが一番現実的な解決策でしょう。今は悶々として苦しいかもしれませんが、その波さえ乗り越えちゃえば、後は平穏な心持ちになれるはずです。なぜこう言い切れるかと言うと、諸先輩方が身をもって証明してくれているからです。男女問わず、かつてヤリ狂っていた人も、年とともに衰え落ち着きます。それが自然の摂理みたいです。
ただ、挿入欲はおさまっても、「関係欲」はおさまりません。関係欲は、関係性を求める社会的な欲望で、相手を支配・征服してコントロールしたいというものと、相手と繋がり一体化したいというものに分けられると思うのですが、特に後者の「人と繋がり、一体感を得たい」という欲望は、ずっとなくなりません。人と繋がりたい、言い換えるならば、「孤独の克服」。これは普遍的な欲望です。
人は生きている限り、誰かと繋がりたいと思うものです。それは必ずしも、肉体的に繋がるということではなくて、精神的だったり、もっと気軽な気分的なものだったりもしますが、独りぼっちじゃないと感じたいのです。死ぬまでずっと。
あなたは、セックスに快だけを求めていたのではないのです。
いつかはセックスを諦められますか?
森林の回答
挿入欲はなくなるけれど…
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『イケるSEX』 女子SPA!の人気連載「AV男優・森林原人の性活相談」が書籍化! 経験人数10,000人超のトップ男優である森林原人が、セックスに悩める一般女性の質問に愛をもって答える。「イク感覚がわからない」「彼がゴムを付けてくれない」「“30代処女”は重い?」etc. |