「日本死ね」流行語論争のアホらしさ。窪塚まで参戦…で、保育園は?
一方で「住民の声」でつくれない保育園が続々
窪塚洋介も参戦…みんな楽しい「茶の間の正義」
<老いも若きもフヌケである。革命の気力はみじんもないと見くびって、ジャーナリズムはこのなん十年、茶の間の正論を吐き続けてきた。
この手の修身から何が生まれるか。怒ったふりが生まれる。泣きまねが生まれる。その他もろもろの「押すとあん出る」が生まれる。
それだけで、おしまいである。>
(山本夏彦著『茶の間の正義』中公文庫p.26-27、初版1967年文藝春秋刊。改行は編集部)
遅ればせながら参戦してきた窪塚洋介は、「生きてるのは国民だけだよ」「日本政府なんてとっくに死んでただろぅ?」とツイートしました。確かにおっしゃる通りかもしれません。
しかし、同時に逆の可能性も考えてみる必要があるのではないでしょうか? そんなことを思う今日この頃です。
<TEXT/石黒隆之>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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