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「タラレバ娘」が傷ついた相席飲み屋…アラフォーが行ったら悲惨な結末に

私たちを傷つけずにやんわり逃げようとするメンズ

 年齢や職業など、ふんわりとした当たり障りのない範囲での話題をしてお茶を濁しましたが、なんとなく盛り上がった会話は「相席居酒屋のシステムってどんななの?」という質問でした。  とりあえず、女性は無料なので、割り切って飲み食いを楽しめる人にはいいかもしれません。ただ、この30分の間に何かしらの延長代とかを親子ほど年の違うメンズが払っていると思うと心苦しい……。辛い。  30分も経とうとした頃、職業マスコミ系という男子が携帯をチラチラ。おそらく「どうやってBBAからスマートに逃げるか」計画でしょう。それはそうでしょう。 逃げる「すいません、会社からの仕事の着信があって…」 「あ、どうぞどうぞ」 「僕もう出ますね、3回ぐらい着信が…」 「お忙しいんですねー」  一回しか会わないような“お母さんクラス”の私らに、そんなに気を遣わなくてもいいぞ…と内心思いましたが、彼らの優しさを受け入れようと思いました。  結局、私たちもいたたまれなくて帰ることに。  当然のごとく何も収穫はなかったんですが、相手を傷つけないスマートな退席の仕方って必要な技術だと改めて思いました。 「仕事の着信が…」。  まぁ、これを言われちゃ、察して引き下がりますよね。  ちなみに、私が若かりし頃に実際に使った誰も傷つけない嘘は「ごめん、霊感があるんだけど、ここ入ってから気持ち悪くて…」です。まさか自分が使われる立場になるなんて思いませんでした。  ……なんて考えていたら、年が明けましたね。2017年も頑張ります。 <TEXT/タケダマコ>
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