差別的な“トイレ法”でミュージシャンたちが公演キャンセル
たとえば、昨年3月にはノースキャロライナ州の最大都市シャーロットが他州に先駆けて“トイレ法”を制定しています。
その際には、
シンディ・ローパーや
ブルース・スプリングスティーン、
マルーン5など著名なミュージシャンたちが「差別的な条例を可決したノースキャロライナ州でのコンサートをキャンセルする」と声明を発表。また、同州からは観光客の足が遠のくなど、経済的に大きなダメージを受けたとも言われていますが、トイレ法が覆ることはありませんでした。
そんな騒ぎをものともせず、今まさに同様のトイレ法を押し進めようとしているテキサス州。州会議事堂の周りでは「ヘイトに負けるな!」と書かれたプラカードを持った人たちと、「男を女子トイレに入れるな!」と書かれたTシャツを来た人たちがにらみ合いを続けています。
はたして、テキサス州は『US ニュース US News』が予言するように「ノースキャロライナ州の二の舞となり、イベントのキャンセルが相次ぐ」ことになるのでしょうか?
スーパーボウルまであと数週間。『ハリウッドライフ Hollywood Life』よると、熱心なLGBTサポーターのガガ様は少なからず「全米の注目が集まる舞台でトイレ法を批判するメッセージを放つだろう」と予測していますが、展開によってはハーフタイムショーをドタキャンする、なんていう最悪の自体も起こるもしれませんね。
Source:
『Hollywood Life』http://hollywoodlife.com/2017/01/08/lady-gaga-canceling-super-bowl-halftime-show-texas-trans-bathroom-bill/
『US News』http://www.usnews.com/news/sports/articles/2017-01-11/texas-warned-of-backlash-over-transgender-bathroom-bill
<テキスト / 橘 エコ>
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【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(
http://milkik.com/)
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。