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“丸の内OL=勝ち組”説に当人達は「ムナしい毎日です…」

 日本全国広しと言えど、OLの勤務地として一種のブランド化してるのは「丸の内OL」ただひとつ。

 その響きだけでもなんだか特別感がある「丸の内OL」ですが、転職サイト『リクナビNEXT』が運営するサイト「はたグラ」の「働く女子事情」(2014年1月)によると、丸の内OLは「最強の勝ち組」だとか。

”高収入で結婚率も高い”は本当か?



「はたグラ」のインフォグラフィックス http://hatagra.tumblr.com/

 これは、「仕事への満足度に関する調査」(リサーチ会社・ユナイテッド、2012年)を、グラフィック化したものです。調査によると、丸の内OLとはズバリ、「勤務時間が短く収入も多くて、結婚率も高め」という期待を裏切らない結果が出ているそうです!

 調査の詳細は、新橋・丸の内・渋谷・新宿の4エリアを比較したというもの。

 内容を簡単に記載すると、

(1)年収は、丸の内・新橋が400~600万、渋谷・新宿が200~400万
→ 丸の内、新橋が高め。

(2)勤務時間は、新橋・新宿・渋谷8~10時間、丸の内は6~8時間 
→ 丸の内が最も短い。

(3)結婚率は、新橋30%、丸の内32%、渋谷32%、新宿24% 
→ 僅差だが、渋谷と丸の内がリード。

 結果、「丸の内OLが最も勤務時間が短く、収入も高く、結婚率も高い」=THE 勝ち組な結果となった、ということです。

 ですが、よく見ると女性回答者数は、各エリアでわずか50人ずつ(20~50代)。かなりざっくりした調査です。

 では、このデータを実際の丸の内OLはどう見るのでしょう? 丸の内OLに聞いてみました。

合コンで「丸の内」と言うとモテない



「いきなり夢を壊すようで申し訳ないですが、月収20万以下で彼氏なしです。確かに勤務時間は短いかもしれませんが、毎日通勤に2時間近くかかるので、日々満員電車との闘いでアフター5は充実しません。正直丸の内OLだね、と言われても、『丸の内OL(嘲笑)』と馬鹿にされてるようにしか聞こえません……」(事務・26歳)

「丸の内OLという名前が一人歩きしているのは体感としてあります。キャリアウーマンでバリバリ仕事してると思われてモテない。合コンでは勤務地は<銀座>とか<大手町>とか言います。逆に、どうでもいい相手だったら「丸の内(ですけど何か?)」みたいな感じで言えば一発で撃退できるのでラクかな(笑)」(営業・28歳)

「確かにオフィスはキレイだし街並みもキレイ。でも、雑誌に載ってるような”スタバ持って外でランチ”、みたいなことはやったことない。冬は通りがイルミネーションで飾られるので、一人で退社後<わーキレイー(棒読み)>と一応思ってはみるが、むなしさでいっぱいになる」(企画・27歳)

「入社したときに、上司に<キミも丸の内OLだね!>と満面の笑みで言われた。リアルで<丸の内OL>という言葉を使う人っているんだ、と思った」(事務・25歳)

「街を歩けば就活生に当たる、ただそれだけの場所です」(営業・25歳)

 確かにデータで見れば、丸の内は最も年収が高く、最も勤務時間が短い地域となっています。しかし、実際にはあまり「丸の内OL」というブランドを謳歌できていない人が多い!?

「丸の内OL」というイメージに引っ張られ、それだけで「勝ち組」「違う人種」と思われてしまうのはちょっとカワイソウかも。丸の内にも庶民派、いますよ!

<TEXT/高野萌奈>




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