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『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』より
――ヴァンサン・カッセルは、本当に説得力を持ってダメ男を演じていました。一緒に仕事をされてみていかがでしたか?
マイウェン:彼はすごく愉快で、とにかく頭の回転が速い人。その場を支配したいタイプの男性ね。現場ではジョークばかり言ってたけれど、一旦、カメラが回り始めるとすぐジョルジオになっていたわ。

『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』より
――描かれる男女の関係、思いにとても共感しました。ただ日本の場合、特に夫婦になるとセックスレスになっていく人たちが多いのですが、トニーとジョルジオは関係が壊れて以降もセックスをしていて、そこはお国柄なのかなとも……。
マイウェン:彼らをフランスの代表的なカップルだとは思わないでね(笑)。セックスについては、フランスだって同じよ。だんだんしなくなるわ。トニーとジョルジオは例外。彼らのように情熱が勝っているカップルというのは、セックスから何かを注入している。だから、これだけ腐れ縁になるのよ。
――監督ご自身は、愛にはセックスも大切だと思っていますか?
マイウェン:セックスは50%を占めるわね。50%“も”占めると言えるわ。もしトニーとジョルジオのセックスがうまく行ってなかったら、もっと早々と別れているでしょうね。カップルが長続きする理由のひとつは、愛の50%はセックスが占めているからだと思う。

『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』より