
写真はイメージです
次は右の穴です。ワックスが固まるまで、手鏡で自分の姿を見ました。すっげー、ブス!
抜いたばかりの左の穴を覗き込むと、奥の方は残しているのでだんだん気になってきました。「ツルツルになりたい…」そんな欲すら湧いてきます。「やっぱり奥の方は結構残すんですね」と私。
「奥の方は傷つきやすいので、抜いちゃうとばい菌等で、ニキビが出来る方もいます。めんちょうがずっと続く感じです」とお姉さん。聞いただけで痛い。ごめんなさい、奥の方も全部抜けとかもう思いません。
そうこうしているうちに、右穴も固まり、一気に抜きました。

写真はイメージです
「すご~い!」とお姉さん。大漁すぎたの? と記録更新でもしたのかと思いましたが、「白髪が取れた! しかも長っ!」とお姉さん。
本当だ、頑丈で長い白髪がありました。自分の老化現象がこんなところまで迫っているのにショックを隠せませんでしたが、感傷に浸る間もなくだめ押しの2回戦です。
右穴は二度目でも、根こそぎ抜いた感じはしました。鼻で深呼吸すると、空気の通り方が新鮮です。これは癖になりますね。
砂鉄の集まりのような自分の鼻毛をしばらく眺めていたところ「良かったら持ち帰ります?」とティッシュにくるんでくれました。自分しか楽しめませんが、そのお土産システム、ちょっと嬉しかったです。この自分の分身である見事な鼻毛の束を見ながら酒を飲みたいものです。
なお、冒頭でお伝えした閲覧注意のグロ画像とは、抜いた鼻毛の束の下記の写真です。興味のある方のみご覧ください…。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=742864

帰宅途中も携帯に保存した写真を見てはニヤニヤが止まらず、気づいたら電車の中で指確認したり、鼻の穴を開いてみたり、あからさまな深呼吸をしている自分がいます。完全に様子がおかしい人。
その日の夕飯は外で食べました。酒を飲む言い訳ですが、香りのある日本酒を飲み比べしてみましたが、残念ながら、嗅覚の違いは私には分かりませんでした。
鼻毛ワックスをして数日経過中ですが、鼻通りの爽快感は続きます。今まで鼻毛で巻き取られていたであろう、通常時の鼻水(鼻汗に近い)が通る感覚はダイレクトです。
鼻毛があった頃は鼻くそがたまりやすかった気がしますが、この数日はそんな大物は出てこないので、ひょっとしたら衛生的にもいいかもしれません。
鼻毛のある私と鼻毛のない私なら、鼻毛なしで生きていくことを選びたいと思いました。1カ月、また頑張って伸ばして抜きにいきたいです。
<TEXT/タケダマコ>