女性を盗撮してる男を注意したら、逆上され…!勝部元気さんが体験した一部始終
それから警察が来るまでの間に駅員室で待機していたのですが、「もう一発殴られてぇのかよ!」「おめぇ殺したい奴の2番目!」と散々脅した挙句、いきなり私や目撃者の写真を撮ろうとしていましたね……。
もちろん駅員さんに止められていましたが、その場にいた人が皆「この人マジで盗撮癖があるんだ」と感じていたと思います。
――えええ、理不尽過ぎませんか、それ!?
勝部:ですよねぇ……でも性犯罪加害者には、このように被害者意識が強い人が多いと聞きます。たとえば、自分が痴漢をしたのに「誘ってきたのは向こうのほうだ!」と感じるらしいのです。
無茶苦茶なんですが、そのように「自分は被害者」と主張し続けるから、証言の一貫性がないんですよ。
痴漢や盗撮の被害に遭った時や注意した時、告発したら「証拠はあるのか!」と返され、ひるんでしまうこともあると思うのですが、とにかく冷静に対応してください。そうすれば彼らが勝手にボロを出す可能性があるので、どうかその脅しには屈しないで欲しいです。
――最後に、読者へ一言お願いします。
勝部:よく「日本は性犯罪が少ない」という声を聞きますが、それは間違いで、単に「泣き寝入り」をさせられてしまっている人が多いだけと言われています。
先進諸国に比べて法律やその運用が未熟だったり、セカンドレイプが蔓延していたり、そしてこのように逆上して暴行する人もいるとなれば、被害に遭っても言い出せない女性が大半なのも当たり前ですよね。
それに対抗するためには、やはり周りの誰かが立ち向かわないといけない。
とにかく見て見ぬふりはせずに、気が付いたらやめさせることが大事だと思っていて、特に男性には「頑張ろうー!」と言いたいですね! 一人で怖い時は協力者を先に募るとか。
また、怖くて声をかけられなければ、録画・録音・撮影等をして駅員さんに対応してもらうことも、場合によっては可能だと思うのです。
痴漢も盗撮もない社会にするには立法や行政も重要ですが、一人ひとりが監視の目を光らせて、加害願望がある人たちに「犯行に及べない」思わせるようにしなければ、と思っています。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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自分が加害者なのに「誘ってきたのは向こうのほうだ!」

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