コンプレックスはより大きな快感につながる

それより、一般の恋愛市場で重要なのは、内面の魅力と心のつながりです。見た目じゃないところで魅かれ合うと、あばたもえくぼで、肉割れも愛おしく思えるものです。その人のことが好きならハゲや出っ腹も魅力に思えると言ってくれる女性が少なからずいるように、パーツより先に好きになる人柄や雰囲気があればいいのです。そして、一般的に
コンプレックスとされるような部分を受け止めてもらえることは、セックスの時により大きな気持ち良さにつながります。全肯定感で、体だけでなく心の深いところでつながれるからです。
加算式にせよ減点式にせよ、採点し合うようなセックスではなく、客観的判断の入り込む余地のないほど相手に夢中になり、互いの穴を埋めるどころか、丸ごとそのままを食べ合うようなセックスが理想です。それには、いざという時にさらけ出せるように自分で自分に納得しておく必要があります。
自信を持つまでではなく、「まっ仕方ないか」といった程度に許しておければいいのです。
どうしても気になるのなら、肉割れは薄くすることが可能みたいですからできる努力はしつつ、肉割れをつくる原因(急激な体系の変化、激しい運動。早めに気づけなかったこと)を後悔せず、それも含め我が人生と受け入れましょう。セックスだけではなく、
人が人に魅かれる時に傷や苦い経験はマイナスではありません。それらが愛されるきっかけと実感になり、愛する際の深さや力強さを決めるのです。変に負い目を感じる必要なし。

森林原人さん
<TEXT/森林原人>
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【森林原人/モリバヤシ ゲンジン プロフィール】
35歳。AV男優歴16年。日本人の生涯セックス回数は、年平均46回×60年=2760回で、この4倍近くセックスしていて、セックス経験だけで言えば3回生まれ変わって只今4回目の老後を満喫中。最近、性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「
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森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に
「イケるSEX」(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「
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