「一生、母を許さない」“毒親育ち”の女性がされてきたこと
男に捨てられた母が、お金をむしり取っていく
そして、あたしも子どもを産んだ。母親に愛された記憶がまるでないあたしは、子どもを愛せるか不安だった。でも若くして産んだからこそ、一緒に成長し、ちゃんと愛せていると思う。
母はあたしの子をまるで可愛がらず、世話もしてくれなかった。
今、あたしが子どもに感じている「無償の愛」「親心」を母は持ち合わせてはいなかった。感情が欠落していたのだ。
母は認知症に…でも死ぬまで会わない
あたしは母親に捨てられたのではない。あたしが捨てたのだ。
母親をこの先もずっと許すことはないだろう。たとえ、あたしのことがわからなくなったとしても。
<TEXT/藤村綾>
【藤村綾】
あらゆるタイプの風俗で働き、現在もデリヘル嬢をしながら各媒体に記事を寄稿。『俺の旅』(ミリオン出版)に「ピンクの小部屋」連載、「ヌキなび東海」に連載中。愛知県在住 1
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