⇒賞味期限がおいしさの目安。外袋を出した後も賞味期限は有効!
3食パックとしてのイメージが強い「焼きそば」。外袋を開けてしまったら闇雲に、「すぐに使わなきゃ!」と焦ってしまいませんか? いやいや、朗報です! マルちゃんの焼きそばでおなじみの東洋水産によれば、麺の個包装は密封状態のため、個包装さえ開けなければ、外袋を開封した後でも記載の賞味期限は保たれるんだそう。
【参照元】
東洋水産お客様相談室への電話
【保存のポイント】
・冷蔵庫で保存する
・冷凍には不向き
・付属の調味料も期限は同様と考える
⇒開封後2日以内
そのまま飲むだけでなく、コーヒー・紅茶用などでストックする人もいるであろう「牛乳」。商品によって様々な殺菌方法があり、低温殺菌→消費期限、高温殺菌→賞味期限が表示されています。しかしどちらにせよ一度開封してしまえば、これらは無効。よつ葉乳業によれば、開封したら「2日程度」を基準に、できるだけ早く飲みきるべしとのこと。いつもと違う臭いがする、ツブツブが出る、ヨーグルト状になる、苦味・酸味がある、温めてみて固まる・分離するといった状態のものは避けるようにしましょう。
【参照元】
よつ葉乳業
【保存のポイント】
・開け口部分を清潔に保つ
・冷蔵庫のドアポケットには置かない
・野菜室はNG
⇒開封後1ヵ月が目安
意外と大丈夫だろうと思い、長年使い続けている人もいるであろう「マヨネーズ」。確かに殺菌のある酢と食塩などを含むため、強い防腐作用があります。しかしキユーピーによれば、開封後は冷蔵庫保存の状態で「1ヵ月」を目安に使い切って欲しいとのこと。えっ、意外と短い! また、美味しさの観点では、0度以下に置かれると油が分離してしまうため、冷やし過ぎには要注意です。
【参照元】
キユーピー
【保存のポイント】
・冷蔵庫のドアポケット付近で保存する
・冷やし過ぎには要注意
⇒開封後2~3日が目安
そもそも缶詰は、未開封の状態だと高い保存性を持つ食品。しかし一度開けてしまえば、瓶詰と同様。特に「ツナ」は、食塩無添加タイプ、ノンオイルタイプは腐敗しやすいために、注意が必要です。宝幸によれば、冷蔵庫に入れて2~3日程度で使い切るのが良いとのこと。また、缶の内側が塗装していない場合、開封して空気に触れることでスズが溶けやすくなりますから、別の容器に移し替えることをお忘れなく。
【参照元】
宝幸
【保存のポイント】
・缶から出し、別の容器(ガラス・陶器)に移す
・味付けをしてそぼろ状にし、ラップに包んで冷凍保存
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
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【スギ アカツキ】
長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは
@akatsukinohana