窪塚洋介「実はヤベーなと思ってた」。ハリウッド後初の邦画出演を語る

 窪塚洋介さんが、Dragon Ash の降谷建志さんとW主演を務めた『アリーキャット』が全国順次公開中です。



 元ボクサーという設定ではあるものの、個性的なキャラクターではなく、抑えた演技で新たな空気感を出している窪塚さんにインタビュー。ミュージシャンとしての活動も続け、俳優としては、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でハリウッドデビューも果たした窪塚さんの言葉から、そのスタンスが伝わってきました。

窪塚洋介さん

窪塚洋介さん

出演を決めた一番の理由は降谷建志



――降谷さんと組まれた、独特なニオイのする作品ですね。

窪塚:出演を決めた一番大きな理由は、降谷建志というひとりの男の存在です。バディもので、相手がKj(降谷)かぁ、ワクワクするなと。それから台本を読ませていただいて、いい感じにいなたくて、ラフでタフで、なんだかちょっと昭和のニオイのするような設定が、逆に俺らがやったら楽しくなるんじゃないかと感じました。

 もともと俳優の榊(英雄)監督も、すごく男くさくて、作品の空気感を体現しているような人だし、ほかにも魅力的な役者さんが出てくれましたしね。2週間という短い撮影期間でしたが、思い出して、ちょっと胸アツになるような時間でした。

『アリーキャット』より

『アリーキャット』より

――今回演じられたマルは、特に突飛な個性があるわけではない役です。逆に難しくはなかったですか?

窪塚:ちゃちな言い方になりますけど、普段は肉付けをして盛ってやっているほうなんです。自分自身の個性に盛る。でも今回は受けるほうだったので、抑えていった。いい意味で自分の個性を削ったり殺したりというアプローチ。入る前から、次の作品には、直観でそういうことをする必要があると思っていたんです。

 久しぶりの主演でもあるし、脇で好きなことをやっているみたいなことをするのではなくて、真逆のことをやってバランスを取るというか。自分のキャリアとして。

『アリーキャット』より_2

『アリーキャット』より

――そういうことは、俯瞰的に意識されるものなんですか?

窪塚:考えますよ。縁も運もあるので、叶うか叶わないかは別ですが。今回の役は新鮮でした。マルの思いをどうしても追体験する、マルの人生を生きることになるので、自分らしくない役ほど、チャンスがなければ体験できないし、すごく楽しかったですね。

『アリーキャット』より_3

『アリーキャット』より


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