口だけ“離婚するする男”も…マッチングアプリ隠れ既婚男の見分け方
いまや男女の出会いのキッカケの王道ともなっているマッチングアプリ。それは仕事に家事に育児にと、とにかく時間がないシングルマザーにとっても同じようです。
昨年10月に離婚したという2児の子持ちシンママであるスタイリストのYさん(40歳)。養育費を払わない元夫への催促の連絡と、日々の激務に疲れ果て、再婚禁止期間の6ヶ月間が明けた今年5月から気晴らしがてらマッチングアプリを始めたそうです。
Yさん周辺のシングルマザーも「出会う時間はないけどイイ気晴らしになる」と利用者は多いようですが、シンママがマッチングアプリを体験する際には、注意すべき点があるといいます。
海外発のGPS系マッチングアプリ「happn」と趣味で繋がる「タップル」とFacebookと連動するマッチングアプリ「ペアーズ」の3つを経験したYさん。中でも表向きには“既婚者の登録はNG”とされている「タップル」には隠れ既婚者の男性が多かったといいます。
「趣味で繋がる趣旨のアプリなだけに、とにかくノリが軽く、即アポを取ろうとする印象。
<タイプです>とか<会ったほうがお互いわかるし!>と猛烈に迫られると、ばかだな~と思いつつも悪い気はしない。
<まずはランチをしましょう>って、いきなり夜に誘ってこないところも好印象。私もわりと時間に融通が利くから昼の1、2時間なら……と会ってみると、『実は既婚なんだ』と打ち明けてくるパターンがすごく多かったです。『離婚調停中だから、離婚してるも同然だよ』と苦し紛れの言い訳をしてくる男性もいました」(Yさん)
中でもとくに強烈だったのが、関西出身の49歳の会社経営者だったそうです。
「年収記入欄のあるタップルやペアーズはとくに年収1,000万円越えもゴロゴロいて、ハイスペ男子が多い印象。49歳会社経営者はまさに1,000万円超えでプロフにバツイチと書いてあったので安心して会いました。
1回目のランチでは私の離婚経緯や養育費不払いの夫のことなど、親身に話を聞いてくれてアドバイスまでしてくれて、イイ人だなと思いました。2回目は飲みに行ってカラオケに行って、そのまま流れでホテルへ……。
その後も彼から誘いがあり、『いずれ結婚したい』とも言われていたため、すっかり信頼しました。
ある時、『そういえば、子供の面会ってどうしてる?』と聞くと『実はまだ離婚してない。嫁と子供3人は大阪に住んでいる。一番下の子供が大学卒業したら、ほぼ離婚するも同然の状況やから』と衝撃の告白をされたんです。
その後も何度かLINEをやりとりする中で、『絶対離婚するから』『俺を信じて』と言ってきたり、こっちが恥ずかしくなるような猛烈アピールがありました」(Yさん)
また、40代のシングルマザーが陥りやすいもうひとつの罠もあるといいます。
「どのマッチングアプリでも意外にも30代の年下男性からのアピールがすごく多かったのです。『年齢とか関係ない』と32歳から猛烈アピールがきてお茶するも、後日、既婚と判明。
『40歳とかまだまだこれからですよ』と言ってくれた35歳と飲みに行ったり、LINEで<次はラブホで>とチャラい言葉で誘われるも、問い詰めると既婚者だとわかりました。
毎日の激務と子供中心の生活で、年下男性から『まだまだ女としてイケますよ』って言われると、それがヤリモクでも嬉しいような気がしてしまうんです。自分でもバカだと思いますが」
たくさんの経験をつんだYさんだからこそ教えられる既婚男性を見破るチェック要素を教えてもらいました。
「まず、<明日か明後日はどう>と、即会おうと要求してくる場合はヤリモクが多いし、慎重に選ばずに“数撃ちゃ当たる”的に動いている感じは、既婚者である可能性が大きい。
また、土日ではなくて平日昼間か夜を指定してくる人も既婚男性の可能性があります。
あと、最初からすごく好意的な男性や、調子が良くて口が上手い男性、“忙しい”を口癖に合う日時は相手都合になっている場合も要注意だと思います」(Yさん)
寂しさや気晴らしでマッチングアプリを始めたものの既婚男性に引っかかって本妻から慰謝料請求がくるなんてことは、シャレにならないので安全第一で楽しみましょう!
<TEXT/河野あかね>