
写真はイメージです
「リトミック教室を巡りマンション内でバトルが起きています」
次に語るのは2歳半の娘を育てている専業主婦の桑原みひろさん(32歳/仮名)です。
「3年前に子育てしやすい街ランキングで常に上位の地区にマンションを購入しました。購入したマンションには同じく子育て世代がたくさん住んでいて最初は安心していたんです」
マンション内にはラウンジがあり、そこでママ同士の交流が活発に行われているそうです。
「マンションのすぐ近くに有名なリトミック教室があるんです。英語を使って歌や踊りを教えてくれるのですが、その先生の子供が超名門幼稚園に通っているんです。ママたちはその先生からお受験を情報を聞く目的も含めて熱心に教室に通っています」
みひろさんもそのリトミック教室に入会をこころみたのですがなぜか同じマンションのママに拒否をされたといいます。
「リトミック教室の定員は数席しかないので、その席を巡ってマンション内で争っています。リトミック教室の見学に行った翌日に、マンションのボスママからラウンジに呼び出されて『キャンセル待ちをしているママもいるんだから、事前に私に相談して』と指導されました」
同じくらいの年収のためライフスタイルが似て“いざこざ”に
「はじめはキッズスペースがあって、雨の日も子供をおもいきり遊ばせてあげられるし、ママ友もできてラッキーだなんて思ってましたけど。だいたいママ友同士のごたごたはそのキッズスペースで繰り広げられていますね」
みひろさんは共益費を払っているにもかかわらずそのキッズスペースには行かなくなってしまったそうです。
「マンションだからなのか、同じくらいの世帯年収の人が住んでいて習い事とかライフスタイルとか似てくるんです。だから余計にいざこざになりやすいのかもしれません」
子育てに優しい街に夢のマイホームを買って安泰! とは一筋縄ではいかなさそうです。
<TEXT/瀧戸詠未>