続いては、生姜です。生姜は「生で常備しておく」に越したことはないのでしょうが、なかなかそうもいかないので、生姜パウダーで代替しています。最近、購入したのは、高知産の生姜を無添加でそのまま粉末にした
菱和園の「生姜粉末」。

無添加生姜パウダー
色は美しい黄金色で、香りも封を開けた瞬間に、ピリッとした香りが拡散するほど濃厚。持ち歩いて、風邪を引いたなと感じたら、すぐに紅茶やコーヒーに入れたり、食事の時に振りかけていただくといいと思います。かなりピリッとするのに、味はとても優しいので、たいていの食べ物の味わいをアップさせてくれる印象があります。
ちなみに、生姜自体を冷蔵庫で日持ちさせたい場合には、「買ってすぐに水につける」とひと月ほど持つと聞きました。私自身は、買ったらすぐにみじん切りにしてタッパーに入れて酢を注ぎ、「酢生姜」にしています。
ダイエット効果もあると聞きますし、薬味としても、おみそ汁の具材としても万能なので、愛用中です。風邪時には、特に多めに振りかけると、安心できる気がします。
最後は美容や健康好きな人の間では、常備がお約束となっている「マヌカハニー」。「マヌカ」というニュージーランド原産の薬木からしか取れない貴重なはちみつです。

マヌカハニーは成分含有量が重要
有効成分の含有量については、いくつかの評価基準があり、特に有名なのがMGOとUMFの2つ。有効成分が低いものは効果も低いと考えられるので、MGOなら「100+」以上、UMFなら「10+」以上のものを選ぶといいと思います。基準はわかりづらいので、私自身は値段を基準にしてまして、250g4千円弱以上のものを買うと間違いないなと感じています。
抗菌効果がとても高く、欧米では歯磨き粉代わりに使う人もいるほど。甘さが濃厚なので、耳かき程度の少量を取り出して、風邪時にはのどに浸透させるようにゆっくりとなめるのがオススメです。
なお、先日友人がニュージーランドに行くというので「現地なら安いのかな」と思って、買ってきてもらったのですが、かの地は物価が高いようで、日本と値段は変わりませんでした(写真のものは250g入りで現地価格6000円程度でした)。なので、普通に日本の通販や薬局で買っても損はないでしょう。
…以上、風邪の引き初めにオススメの常備食材3つ。「葛根湯がいまいち効かない」「薬は嫌い」という方は、よかったら試してみてください。
<TEXT・PHOTO/にらさわあきこ>
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