同人誌を買うのに借金50万、推しメンのために整形200万…「浪費女子」の凄い生態
キラキラ女子、婚活女子、干物女子……。世に「女子」を分類する言葉は枚挙にいとまがありません。その中でも、昨今話題となっている「浪費女子」をご存知でしょうか?
浪費図鑑』(劇団雌猫・著/小学館)に収録のエピソードを紹介していきます。
今やテレビでも取り上げられるほどメジャーな存在となった「コミックマーケット」。アニメやマンガにハマったオタクは、コミケを始めとした同人誌即売会に参加し、自分の好きなキャラクターの日常やエッチなシーンを描いた二次創作が展開されている同人誌を購入しまくり、萌えを満たします。
テレビの特集でも「ビッグサイトのATMに並んでコミケの軍資金を引き出すオタク」が話題となったことがありますが、A子さん(27歳)は、年金ぐらしの父親から借金をして、同人誌即売会に参加したことがあるのだとか。
「実家暮らしなので、いつもは同人誌を買っても、収支がマイナスにならずに暮らせていたんです。でも、会社の異動命令で海外赴任することになって、出国前にいろいろ自分で費用を負担しないといけなくなり、貯金が底をついて……。
即売会に行くのを諦めようとも思ったのですが、諦めようと考えた瞬間に涙が止まらなくなりました。それで、恥をしのんで、年金暮らしの父親に借金をおねがいしたのです。
手に入れられた同人誌は、父に借金したかいのある素晴らしいものばかりで、本当に最高でした。父は、海外赴任の準備にお金を使ったと思ってるはずですが(笑)」
海外赴任を命じられるほどのバリキャリでも、同人誌愛の前には膝を屈してしまうのですね……。
このほか、「同人誌100冊をまとめ買い」「自ら同人誌即売会を開催し、赤字100万円」など、同人誌にまつわるエピソードは、枚挙にいとまがありません。
それは、アニメやマンガ、コンサートにミュージカルなど、自分のハマっている「趣味」に全力でお金を使っている女子のこと。「預金残高が0円」「カードが止まったことがある」のも珍しくないという彼女たちの、驚くべき生態とは? 現在発売中のベストセラー『