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「元カノにホメ言葉を144本書く」刑って!米国でオモシロ刑罰が続々

 日本で「刑罰」といえば罰金や禁固刑、懲役刑が一般的ですが、アメリカをはじめ欧米諸国では実刑の代わりにコミュニティ・サービス(社会奉仕活動)などをさせて、罪を犯した者に反省させる例が多く見られます。

裁判 みなさんも壁の落書きを消したり、道のゴミ拾いをしたりするセレブの姿をワイドショーなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。

 そんな中、10月下旬に軽犯罪を犯したハワイ在住の一般男性に出た判決に米メディアが注目。ただのコミュニティ・サービスを超えるオモシロ判決に賞賛の声が上がっています。

元カノに嫌がらせの電話やメールをした男性が受けた罰



 米国版『ハフィントンポスト Huffington Post』によると、ユニークな判決を受けたのはマウイ島に住む30歳の男性。

 今年2月、かつての交際女性に接触してはならないという「接近禁止令」を受けていたにもかかわらず、2カ月後にはその命令をやぶり、あろうことか元カノに対し嫌がらせの電話やメールを3時間で144回も送った罪で逮捕されたのだとか。

紙とペン 彼は既に157日間刑務所で過ごしていましたが、裁判の結果、彼に出された刑罰には罰金2400ドル(≒約2万7千円)、2年間の保護観察期間、200時間のコミュニティ・サービスの他、元カノへの謝罪の意味を込めて「144の褒め言葉を書く」という刑が含まれていました。

 裁判官いわく、被告のしたことは「成人男性にあるまじき子供じみた行動」。彼女に浴びせたひどい言葉一つにつき一つの褒め言葉を書くよう命じ、「決して同じ言葉を使ってはならない」とクギを刺すことも忘れませんでした。

オモシロ判決を連発するオハイオ州の名物裁判官



 アメリカの裁判官には、軽犯罪者にこのような処罰を与えて反省させることが昔からよくあるようです。

『ワシントン・ポスト Washington Post』によると、オハイオ州の マイケル・チコネッティ氏はオモシロ判決を下すことで有名な裁判官なのだそう。

 これまでにも、

・警官を「ブタ野郎」呼ばわりした男を「これは警察官ではありません」という札を掛けた豚の横に立たせる
・銃を違法所持していた男を死体安置所に行かせ死体と対面させる、
・35匹の猫を公園に捨てた女を森の中で一晩過ごさせる、
・タクシーの無賃乗車者に同じ距離を歩かせる、

 と様々な刑を言い渡してきました。

逮捕写真 同誌の取材に対し法律の専門家も、「斬新な刑罰を与えることは、刑務所にかかる税金を削減できるだけでなく、軽犯罪者に彼らが傷つけてしまった人々の側に立ってものを考えるチャンスを与えることにもなる」と太鼓判を押しています。

 さらにチコネッティ氏、今年5月以降からは担当圏内で飲酒運転をして捕まった者全員に配車サービスアプリの「Uber(ウーバー)」と「Lyft(リフト)」のダウンロードを命じており、氏は「全米裁判所が飲酒運転者に対し同じ刑を下すべき」と訴えていると『ザ・ニュース-ヘラルド The News-Herald』など各紙が報道しています。

Source
「Huffington Post」https://www.huffingtonpost.com/entry/judge-order-144-compliments-ex-girlfriend_us_59f94de6e4b046017fafbb18
「Washington Post」https://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2015/05/30/why-an-ohio-judge-believes-eye-for-an-eye-justice-is-better-than-jail-time/?utm_term=.c355aeb976cb
「The News-Herald」http://www.news-herald.com/general-news/20170610/painesville-judge-requiring-drunk-driving-defendants-to-download-uber-lyft-on-smartphones?source=most_viewed

<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
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橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。 ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。




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