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イケメンすぎるモーツァルト、アナイリン・バーナードにブレイクの予感!

 こんにちは、映画ライターの此花さくやです。  男であれ女であれ、美しい俳優に目がない筆者。ただいま公開中の『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』に主演している新進俳優アナイリン・バーナードをご存知でしょうか? そう、あの『ダンケルク』(2017)でギブソン役を演じたイケメン俳優です。
『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

 今回は、日本でも人気が出そうなアナイリン・バーナードと、彼が出演する最新作『プラハのモーツァルト~』の魅力についてご紹介します。

最もセクシーな男性にも選ばれた注目俳優

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より_2

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

 今年30歳になるアナイリンは、イギリス・ウェールズ地方の、川や谷、木々に囲まれた炭鉱町で、炭鉱夫の父親と工場勤務の母親の元で1987年5月8日に生まれました。小さなころから弓矢を作ったり木に登ったりとのびのびと育ったそう。  英国ウェールズ音楽演劇大学を卒業した後は、2009年にミュージカル『春のめざめ』で、ローレンス・オリヴィエ賞ミュージカル部門の主演男優賞を受賞。2012年、オカルト系映画『シタデル CITADEL』で主演を務めて注目を集め、富川国際ファンタスティック映画祭の主演男優賞を受賞しました。そして、同年、“ウェールズ人の最もセクシーな男性”堂々1位に。  アナイリンの出演作は残念なことに日本未公開作品が多いのですが、2017年はアナイリンがブレイクした年。今年は『ダンケルク』のほか、冒頭でも触れた現在公開中の映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』でその美しさを存分に発揮しています。

寂しがり屋で好青年のモーツァルトを熱演

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より_3

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

 過去のモーツァルトといえば、『アマデウス』(1984)でトム・ハルスが演じた“下ネタ好きな天才奇人”という印象が強いのでは? 事実、『俺の尻をなめろ』(K.231、K.233)という曲を作曲したり、従姉妹に下ネタを連発した手紙を送ったりしたことから、モーツァルトはスカトロ好みだという説もあります。しかし、当時のジョークに下ネタを使うのは普通だったという有力な説も。確かに、「Kiss my ass(俺のケツにキスしろ)」という英語表現は珍しくありませんよね。
『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より_4

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

 だからでしょうか。アナイリンが演じるモーツァルトは変人ではなく、寂しがり屋で繊細な好青年。モーツァルトは実際に人懐っこくて孤独が嫌いだったと言われており、アナイリンが演じる新しいモーツァルト像こそが、本当のモーツァルトに近いのかもしれません。  本作は、モーツァルトとオペラ歌手との悲恋を軸に名曲『ドン・ジョバンニ』の誕生秘話とサスペンスが交錯する耽美な物語。クラシック音楽やオペラファンでなくとも、モーツァルトの音楽や豪奢な衣装やインテリアに心が奪われます。とりわけ、くるくるとしたヘアに縁取られた端正な顔、ジッと不安げに見つめる憂いを含んだ大きな緑の瞳、すべすべとした陶器のような肌……美しすぎるモーツァルトを観るだけでも必見の価値アリですよ!
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『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』より

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奥さんがフツーすぎるのも好感度高し
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