――根拠なしでいいんでしょうか。
Neffy:なしでいいんです(断言)。人は誰でも、誰にでも、誰かに愛される価値があるんですから。
Venus:愛されるのには理由や根拠がないといけないと思っていると、自らチェックリストを作って、ダメ出しすることを始めてしまいがち。
Neffy:何で根拠が必要なんでしょう? 誰だってみんな素晴らしいのに。
――『世界に一つだけの花』ですね。
Neffy:そうですよ、みんな素晴らしい女性なんだから。
自分で自分のことを素晴らしいって思ってあげなかったら、誰も思ってくれないです。
Venus:ありのままの自分って、見えているだけの自分じゃないんです。単なるありのままではなくて、ポテンシャルにも目を向けないと。
Neffy:例えば、本当の自分らしさって何? 自分の美しさって? と考えてみて。
――それが「自分はだらしない人間だ」とか、ネガティブなことだったら?
Neffy:それは、自分にレッテルを貼ってしまっているということ。自分に「だらしない女」ってラベルを貼って商品化して、「だらしない女でよければどうぞ」って言うってことでしょう? それ自体が違うんです。本当はすごく商品価値があるかもしれないのに、そこに自分で目を向けないなんて、もったいないですよ。
――うまくいかなかったときこそ、自分の商品価値をもう一回見直してみようということですか?
Neffy:そう。元々いいところや素晴らしいところっていっぱいあると思うんですよね。
Venus:あとは、自分のまだ見えていない価値も見極めること。これから株価が上がるな、というようなポテンシャルがあるんですよ。そこを磨いていけばいい。見えている範囲だけだと、本当にそれだけの値になっちゃうから。
例えばあまり速く走らない馬がいたとしますよね。だけどすごい種馬になるかもしれないとか、観光地では人気者になるかもとか。まだ結果として見えていないだけで、可能性はすごくある。それを探していけばいいんです。
――自分で自分の可能性をなくしてしまうことって多いですよね。「私にはできないから」「無理だから」とか。
Neffy:私たちは知らず知らずのうちに、社会や学校や親からの影響で、自分にいろんなレッテルを貼ってしまって生きているんです。そのレッテルをいつの間にか本当の自分だと思い込んでしまっている。
「私ってこうだから」「これしかできないから」って決めたの、本当に、本当のあなたなんですか? って聞きたいですね。
Venus:そうそう。だからいろんな恋愛をして、自分の可能性をどんどん探していけばいいと思います。ひとつ恋を失ったからといって、あなたに価値がないわけじゃない。単に、あなたにふさわしい恋じゃなかっただけだから!
<TEXT/和久井香菜子>
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